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新橋湯 渋谷区恵比寿1−23−6 03-3441-5612 15:00-25:00、水曜休、番台。 JR恵比寿駅で降りたら環状線内側(東)へ。右斜め脇に下っていく道があるので、ここを進んで行くと坂を降り切った所に六叉路の交差点に出る。このうち左手2番目にあたる一番細い路地を左折して道なりに進んでいくと右側に現れる。駅から7‐8分ぐらいか。 コメント:銭湯マップには「破風」印がついているのだが、夜中に正面から見ると普通の昭和中期的な一軒家銭湯にしか見えない。しかし、かつて昼間に来たときに見つけたのだが、改装された玄関の後に昔ながらの破風屋根がそのまま残されているのだ。煙突が奥のビルにくっ付きそうに伸びていて、「ビルの谷間に咲く一輪の花」といった感じ。こういう銭湯も都心部にはいくつかあるが、ほんと大都会東京に残された昭和の証という感じだ。 とかなんとか思いつつ、中へ。玄関は中で左右に別れている普通の構造。正面が大きな鏡張りになっているのは珍しい。下足箱に靴を入れて中に入ると、左手に番台がある。脱衣場の感じはやはり昭和中期的な造りで、ある程度高い天井にややモダンな梁の渡された天井で、3枚羽根の扇風機3台ぶら下がっている。手前を振り返れば壺庭もあるが、岩と池の底が見えるだけで何にもない。島ロッカー1つのほかに壁側にもロッカー群がある。長いすに灰皿は庭寄りの端にあり、男女境の鏡壁の奥に青いHOKUTOWのアナログ体重計あり。風呂から上がってからちゃんと20円入れてドライヤーを使ったのだが、コンセントが料金箱につながっていないことに途中で気が付いた(まあ、郊外にある無人野菜売りと同じか)。冷蔵庫がないのが珍しい。 浴室へ。けっこう意外な派手な色使いの天井で、オレンジの縞模様に塗られている。そんなわけで正面ももちろん古典的なペンキ絵などではなくて、やしの木の立ち並ぶ海辺の風景。島カランは2列だが、外側2列にはカランがついてなくて、一番壁側にはなんと立ちシャワーが5基並んでいる。湯量・湯温良好。浴槽はゆったりした浅・深2槽で、それぞれバイブラと2点背中ジェット3基が付いているだけのシンプルなものだ。お湯は43℃強ぐらいで、やわらかくていいお湯だから、薪で炊いているのかもしれない。タイルなどは比較的綺麗なものに張りかえられている。 そんなわけで、新しくはないがけっこうモダンな内装にしてある、それでいて地元用といった雰囲気の強い地域密着型銭湯だ。 |
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