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白山湯 世田谷区奥沢7−53−5 03-3704-1268 15:30-24:00、火曜休→廃業(2007.11.30)、フロント。 アクセス:東急東横線の自由が丘駅で下車。駅北側で線路を横断する道路を左折して西に向かう。学園通りを通り越して進むと右手に白山神社がある。さらに進んで八幡中交差点で左折して南下。少し進んだ左側、花道の奥にある。駅から5分。 コメント:今月いっぱいで廃業とのことで、最終の日曜日(11月25日)に来訪。花道の奥にあるから建物の全体像が見えにくい。写真のアングルを選んでいるうちに玄関からお兄さんが出てきて、「どうぞいらっしゃい」と声をかけられてしまった。仕方なく写真途中で中に入ることに・・・。玄関を入るといきなりロビースペースというか、ソファーテーブルが目の前になる(下足箱は一応右手前壁のところにある)。右奥コーナーにカウンターがあるのだが、後ろには黄色いサウナ用のバスタオルが雑然と山積みにされている。ソファーにもおじさんが座っていて(前情報でここに店の人が座っていると聞いていたので)、「サウナも」と頼むと、値段がはっきりしないようで、外にいるお兄さんに値段を聞いている。結局630円と言うことがわかり、700円差し出すと、「30円ない?」とほとんどため口(あとでわかったんだが、どうも店番をしているだけのおじさんらしい)。 左手の男湯とかいてあるほうから脱衣場へ入る。ニス塗りの板張りで、左手前奥にもスペースがあって、壁際にロッカーが張り巡らされている。男女境にはモダンな化粧台が設置されており、全体的には明るい感じ。で、浴室との境がガラス張りになっていて、浴室内が広く見晴らせる状態。浴室正面壁全体がペンキ絵になっており、壮大な感じすらする。西伊豆から海越しの対岸に富士山を見晴らす構図になっている。したがって富士山がはるか遠くに小さく描かれている(中島師によるものか、覚え書きはない)。短めの島カランが2列あって、洗い場は横に長いと言う印象。と言うのも左奥にあるサウナ室は改築して本来は左外だったところに設置されたようだ。左角に立ちシャワーブース(10点ジェット)があって、サウナ室の前には水風呂があるのだが、なんとこれが家庭用の湯船と言う感じ(当然一人用)。男女境には洋風の湖畔に佇む城などを描いたタイル絵がある。カランの配置は6−5−5−5−5−3、湯温・湯量は良好だ。 湯船が正面のペンキ絵の下にあって、左がかなり深い深湯、真ん中が檻からお湯が噴出しているバイブラ湯(下からランプで照らされている)、そして左端が水枕付きの4点ジェット寝湯(湯温はいずれも43℃前後とやや熱め。そして乾式サウナ室は小ぶりながらも2段式この字の階段があり、なかなかの熱さだ(温度計はない)。サウナ客が1人だったこともあり、サウナと個人用水風呂を往復してリラックスできた(これ、サウナ客が多かったら大変だ)。 と言うわけで、玄関はいるといきなり緩〜い感じで気の置けないと言う点で、こちらまで思わず気を緩めて伸びきることの出来るいい銭湯だ(こんな銭湯も珍しい)。帰りしなにはクラブかなにかにいそうなお姉さんがカウンターの中に座っていた。銭湯巡礼の判子を頼んだら、場所が解らなくてやっとのことで袋から出してもらった(自分が始めてかもしれない)。というわけで、なかなか配点の高いいい銭湯なのだが、廃業とはほんとうにもったいない。 |
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