ノザワランド

【2007.8.12】  
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ノザワランド
世田谷区野沢4−4−11
03-3421-7171
15:00-24:00、月曜休、祝日は翌日休、フロント。

アクセス:東急田園都市線の駒澤大学駅で下車したら、自由通りを南下してすぐのマルエツスーパーの先を左折して斜めに進んでいく。道成りに進んで、環状7号線に抜ける手前を左折してすぐの左側。駅から10分。


コメント:環7を通るときにいつも横目でみつつ、ここはまだ急がなくても大丈夫だろうと通過していたが、満を辞してまだ入っていなかったノザワランド行って来た。遠めには立派な
千鳥破風の瓦屋根のある一軒家銭湯だが、玄関周りは綺麗にそしてモダンに改装されている。

建物の右端に新たな入り口が作られていて、L字状に下足箱が並び、靴を預けたら左を向いて自動ドアーから中に入る。本来の建物の正面にフロントがあって、左右の男女別々の入り口から脱衣場に入る形式。ロビースペースには横長に広がっていて、ソファー、テレビ、縦長冷蔵庫などが置かれている。で、一番奥の棚に
芸能人(たけしとか、空手の角田とか)と女将さんが一緒に移っている写真がずらっと並べてある。フロントにいるのもその女将さんで、写真の女将さんそのものだ(親父さんはどうして写真に写ってないのだろうかという疑問はあるのだが・・・)。

脱衣場に入ると天井はフラットで、全体に白を基調としたクロス張りで、シンプルながらも明るい感じの脱衣場だ。島ロッカーが中央にあって、洗面台は外壁側の浴室よりに設けられている。
Hokutowのアナログ体重計あり。

ここは
ニュー銭湯系の先駆けということで、浴室内の壁は蛇腹の様な鉄板製でできていて、特にペンキの塗り替えの必要がないような造りだ。島カランは1列で、カランの配置は10-6-6、湯温はちょうどよく、湯量は勢いがあり過ぎるぐらい。浴室に入ってすぐの左手の奥に立ちシャワーブースが2基あり、さらに左手前に折れるようにして進むと乾式サウナの入り口がある(このサウナは本来の脱衣場の外側に位置しているようで、ひょっとすると前は庭だったぶぶんだろうか)。

そんなわけで、浴槽群も左の壁際から正面にかけてL字状に配置されており、手前がやや小さめの
水風呂(湯温は18℃ぐらいとかなり冷たい)、続いてメインの浅風呂(42℃ぐらい)が続くが、まずは電気風呂があって、奥のほうに7点ジェットの座湯が3基並んでおり、右に折れて緑の薬湯のぬる湯(40℃ぐらいの設定)となっている。

そして浴室正面。昔の銭湯ならペンキ絵があるはずの壁は大きな
1枚ガラスの窓になっており、向こう側にある露天スペースと背中合わせになっている。右奥の出口から露天にでると、四角いスペースながら、和風の塀で囲まれたくつろぎの空間となっている(この露天はなかなかポイント高い)。寝そべり板のスノコがあるのがユニークで、浴槽は石組みの風情のある岩風呂、そのすぐ脇から煙突がにょきっと生えている感じに建っていて見ごたえがある(煙突をこれほどま近に眺めながら露天に入れるのはここだけか)。外にもカランが3つある洗い場が設置されている。抜けるような青空の下、プール感覚で過ごせる開放感溢れる露天風呂と言った感じ。

というわけで、ビジュアルがないのはちょっと寂しいが、ノザワランドはニュー銭湯系銭湯の先駆けという評判どおり、サウナと色物風呂、露天スペースが充実した機能重視の改装モダン一軒家銭湯だ。お盆に入っての日曜の夕方ということもあってか、お客さんは結構混み混みで、人気の高さが覗われる。

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