給田湯

【2004.12.23】  
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給田湯
世田谷区給田3−1−28
03-3300-2871
16:00-23:00、水曜休、番台。
小田急線の千歳烏山駅で下車。駅北側の旧甲州街道を西へ下っていく。給田町の交差点の手前を左折して少し行った右側。駅下車3分。


コメント:建物の上がアパートとなっているビル銭湯。入り口周辺の雰囲気は伝統的な瓦屋根銭湯と同じような造りになっており、両側に坪庭のスペースが張り出している(ただし、左の女湯側の坪庭スペースは今はコインランドリーとなっている)。玄関を入ると両側に踊り場がある。下足錠はさくらの一般的なもの。引き戸を開けて脱衣場へ入る。左に番台があって、男女境の鏡壁は旧式の背丈の低めのもの。女湯側に気をつかってか、ご主人は男湯側の脱衣場に降りていて、男女境壁も上に乗せてあるテレビに見入っている。天井はビル銭湯ならではのモダンなデザインの天井だが、正面には昔ながらの柱時計がかけられている。脱衣場手前には坪庭(椿かなにかの花の群生あり)、右手横の外にトイレがある。アナログ体重計はTANAKA製。
さて洗い場だが、規模としてはこじんまりとした感じだが正面にはちゃんとペンキ絵があって、男女にまたがる富士山が描かれている(おそらく丸山師の絵だが、覚書はない。男湯側の富士山の手前は小島のある湖の風景)。島カラン1列で、カランの配置は5-5-5-5(カランの湯量適、湯温はむしろ熱いぐらい)。で、なんと左手中央には小ぶりながら室式サウナがあり、水風呂はないけれど入って右手に立ちシャワーブースが1基あり。浴槽は比較的シンプルな深・浅の2浴槽で、深湯は水枕付きの7点ジェット座湯2基になっており、浅湯は檻の中からお湯が流れでているバイブラ湯だ(湯温はどちらも42℃強といったところ)。
そんなわけで、給田湯は住宅街の中にあって比較的静かで、ビル銭湯ながら伝統的な銭湯のテーストの使い勝手のいい銭湯だ。

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