パーク温泉


【2005.4.8】  
内部の様子を見る
パーク温泉(浴場)
大阪府大阪市浪速区恵比須東2−5−20
06-6641-3963
6:00-25:00 第2、4火曜休、番台。
地下鉄堺筋線または御堂筋線の動物園前駅で下車。JR線の線路下をくぐって遊園地ビルのフェスティバルゲート脇を北上。信号を右折してすぐ左折、さらに右折してすぐの右側。通天閣から南下する繁華街から伸びる筋を右折してすぐの左側でもある。駅から5分弱。


コメント:外観はなんでもないような四角いビルのようだが、玄関に一歩足を踏み込めば噂どおりの大正時代から続くレトロモダン銭湯。洋風な白塗りの天井にモダンなデザインの飾りつけが為されている。重厚な木の引き戸を開けて中へ。正面にモダンな造りの番台があって左右の手前、三角形のスペースに脱衣場がある面白い構造だ。3方の一角が鏡壁になっており、古いオロナミンCの自動販売機が置かれている。2方は一面がロッカー。ここの天井や丸い柱なども大正レトロロマンの雰囲気で満ち溢れている。
洗い場に入ってからも期待を裏切らない。正面に楕円形の主浴槽。その手前に写真集でも写っていた石造りの柱に取り付けれた真鋳製?のカランがあり、そこからお湯が注がれている。浴槽後ろの壁にはチップタイル絵が、掲げられているように貼り付けられている。描かれているのはアルプスをバックにした湖畔の風景。そして主浴室の右手、これが驚愕の洞窟風呂。奥の壁一面は大き目のタイルを使ったタイル絵なのだが、さすがに絵がかすれてしまっていて何が描かれているかは判定不明。その手前に溶岩?の岩山があり、岩風呂風の浴槽。何の記載もないがお湯は真っ黒ので湯温は41℃ぐらい(主浴槽はちょうどいい42℃ぐらい)。入り口近くに電気仕掛けあり。そして主浴槽の左側がL字形にカランが取り付けられており、驚くのはタイルで横長に椅子が造られていること。これをまたいで座る構造になっている。洗面器は赤。
そんなわけで通天閣のお膝元、繁華街の一角に今も健在の大正ロマン銭湯、パーク温泉だった。

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