鶴橋温泉
Part1

【2003.11.1】  
Part2へ続く
鶴橋温泉
大阪府大阪市生野区鶴橋2−9−14
06-6731-5926
14:00-24:30 休?、番台。
鶴橋へはJR環状線、地下鉄千日前線、近鉄難波線(奈良線・大阪線)のどれでも行くことができるが、近鉄鶴橋駅の東側(鶴橋卸売市場)で下りるのが便利。駅のすぐ前の道をを南下して左折してもいいし、駅を出てから少し前進して「鶴橋本通商店街」に出てこれを南下して右折してもいい。いずれにしても駅から5分以内か。
在日のひとが多く住んでいるだけのことはあって、焼肉といえば鶴橋、鶴橋といえば焼肉という感じだが、この日は夜も9時ごろで、駅前の
鶴橋卸売市場」はすべてシャッターが閉まっていて人っ子一人いなかった。焼肉屋があるのはもっと北側の地下鉄千日前線の鶴橋駅に挟まれたエリアだろうか?

コメント:さすがに在日の人が多いらしく、銭湯へ行く途中の路地を通っているとも家の中からハングル語で会話する声が聞こえてきた。さて銭湯の外観はうわさ通りのアールデコ調の洋風建築だが、夜間のため細部はよくわからない。「ガラスタイルのモザイク画」というのはどれのことを言っているのか?大きな暖簾をくぐって東京風の踊り場スペースから左右の下足箱エリアへ上がる。正面上にステンドグラスの窓飾りあり(これがガラスタイル・・・か?)。中へ入ると比較的低めの番台。割とハンサムで愛想もいいおにいいちゃんが座っていて、入るなりとても感じがいい。中は普通の脱衣場といった感じ。真中に大きな本棚がつい立がわりに(手前を正面にして)置いてあって、漫画本がいっぱいだ。手前にベンチやらがあって、本でも読んでくつろげるようになっている。
洗い場に入ると大阪特有の石造り。浴槽はもちろん、床も大きな面積の石板が張り巡らされている。湯船の周囲にベンチ様の踏み台(もちろん石造り)があって、そこに座って体を洗っている人(当然、湯船のお湯を掻きだして使っている)やただ座ってくつろいでいる人などがいる。湯船の配置は外側壁際に横長の小さな浅湯とこれにつながった大きな深湯(大人の胸ぐらいはあるかなり深い風呂)、温度は42℃固定という感じ(考えてみれば水でうめたくても水道がない!)。その奥の正面壁際には小さめのいろもの風呂がある(横向きの電気風呂、結構強くて周期的にぶるん、ぶるんと刺激が繰り返すのがよくわかる)。カランは右の壁を中心に並んでいて(10基ぐらい?)、湯量・湯温良好で、シャワーもついている。右手前に小さな水風呂、左手前には立ちシャワーが1基ついていた。床等のタイルはきれいに張り返られていて新しい感じだ。そんなわけで、外はレトロだが中は意外と庶民的な典型的な大阪なごみ風銭湯だ。

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