Part1
紅梅温泉

【2003.8.28】  
紅梅温泉
大阪府大阪市北区天神橋3−1−25
06-6351-5838

14:30-24:00 土曜休、番台

大阪に天満宮(大阪天満宮)があるとは知らなかった。大阪駅の東、大阪城の北に位置する。この天満宮を挟んで西に天神橋筋、東に天満橋筋という大通りが南北に走っている(天神橋筋のさらに西が堺筋、御堂筋で、天満橋のさらに東に大阪城がある。大阪では大通りを筋と呼ぶのだ。)。天神と天満はともに大阪天満宮からきているのだろうか?JR環状線の大阪駅の次が天満駅で、これと平行してJR東西線というのが走っていて新福島駅の次が大阪天満宮駅だ。この北の天満駅から南の大阪天満宮駅にかけて南北に長い長い商店街があって(天神橋筋の少し東側)、さらに南の曽根崎通りを越えたところが天満宮だ。
JR大阪天満宮駅(または地下鉄の南森駅)を下車したら天神橋3丁目商店街を北上して、2つ目の交差点を右折してすぐの右側にある。駅から5分ぐらいか。


コメント:とにかくこの昔ながらの天神様の商店街から一番近くの銭湯だ。すぐ東が北区紅梅町で、町名から屋号をとっている。入り口はまるで料亭にでも入るような感覚。暖簾をくぐれば大きな玄関スペースで、大日の出の下足錠のある下足箱がずらっと並び、正面には坪庭もある(ここは実は男湯側の坪庭にもなっている)。左を向いて、左右に男女の入り口がある。サッシの引き戸を開ければ、番台があって脱衣場。低いながらも格天井になっているが、格子の中は大理石模様の柄天井で、豪華な感じがする。ここの規模は中ぐらいか。東京の一般的な銭湯の脱衣スペースと同じぐらい。洗い場に入れば大阪独特の石造りの浴槽が真中にずらっと並んでいて、左右の壁際にカランが並ぶ(7-8とやや少なめ)。左側の床が浴槽に続いて一段高くなっているのも面白く、このように洗い場の床に段差があったりするのは大阪ならではの特徴では?カランは赤、青の丸型。タイルの色使いが美しい。浴槽は浅湯と深湯(浅湯がひどく浅いのも特徴)、温度は42℃固定という感じ(どこも熱からず、温からずでぴたっと設定されているところが多いようだ。だからお客が水でうすめて湯温を調節するような光景にあまり出くわさない)。さらに最奥にサウナ(未体験)があって、突き当たりに水風呂、薬湯、水枕付き座湯(ジェット付き)が並んでいる。ここの天井は珍しくアーチ型でそれなりに美しい。そんなわけで、天満宮近くの古くてゴージャスないい銭湯だ。
Part2宝栄湯へ続く

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