明神湯
【2002.12.4】  
銭湯の内側を見る

明神湯
大田区南雪谷5−14−7
03-3729-2526
16:00-23:30 5、15、25日休、番台。
東急池上線の石川台駅を降りたら南側に伸びる希望ヶ丘商店街を南下していく。8−10分ほど進んでいくと左側に国の湯がある。この通りと平行して右側に呑川が流れているが、国の湯を過ぎてから3つ目の路地を右折して鷹の橋で呑川を渡れば、すぐの右側にある。石川台駅の次の雪が谷大塚駅からのほうがやや近いが道がややこしい。バスなら雪ヶ谷中学前下車。この中学校の南側。


コメント:映画「水の女」にも使われたおなじみの外観。背丈の高い番台に比較的若い今のおかみさんがいて、愛想よく出迎えてくれた。脱衣場は写真で見ていた女湯の様子が記憶にあったので、ちょっと意外な感じだった。というのも男湯側の脱衣室は思っていたよりオーソドックスなアレンジだった。格天井、高窓、庭へ開く引き戸、島ロッカーにソファーと定番のグッズがそろっている。洗い場に入るとペンキ絵と男女境のモザイクタイル絵に囲まれたゆったりした空間という印象。ペンキ絵は大沼公園(H13)とあり、モザイク絵は立派な富士山だ。ちなみにペンキ絵は女湯に富士山が描かれている。島カラン2列(シャワーなし)で、カランの配置は5-5-5-5-5-6。シャワーの水量は若干弱いが、カランの湯量は良好、湯温は共に問題なし。立ちシャワーブース1基。浴槽は3つに分かれていて、左が薬湯(本日はひのき)、真ん中は深湯で床バイブラ、右が朝湯で2本ジェット2基だが、これが超微細泡ジェット(超音波)となっていて浴槽の隅々まで泡が行き届いている。泡に埋もれているのがこんなにも気持ちがいいとは知らなかった。湯温は42℃とちょっと物足りなかったが、この泡風呂のために心行くまで浸かっていられる。外は雨風で大変な天候だったが、濡れ縁に出て涼みたくなるほど温まった。庭には石灯籠や庭木がきれいに手入れされていて見ごたえがあった。外観ばかりでなく内側もレトロで手直しの少なくい落ちついた雰囲気の銭湯だった。この日は天候のためか、一時貸切状態で大きな空間を独り占めできて大満足。

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