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女塚浴場 大田区西蒲田1−8−22 03-3753-4630 15:00-23:30 第1−4月曜休→廃業(2007年11月)、番台。 JR蒲田駅で西口で降りたら工学院通りを北上してさらに女塚通りに入り、ずっと進んでいく。10分ぐらい歩くと呑川にでるので、川の手前を左折して川沿いに進むと左側にある。駅から12分の記載。 コメント:蒲田の北、呑川のほとりに佇む一軒家銭湯。外観はややこじんまりとした規模だが、昔ながらの瓦屋根銭湯だ。玄関内部の天井も古風な格天井で、木の引き戸も昔のままだ。番台で料金を払って脱衣場へ。定番の格天井、縦長に置かれた島ロッカー、後ろには灯篭などで飾られた坪庭もある(残念ながら池に水は張られていないが、かつてはザリガニも入っていたとか)。 脱衣場へ。正面には男女スペース一杯に描かれたペンキ絵があり、女湯側には大きく描かれた富士山が見える。男湯側はなだらかな山々をバックにした湖水の風景(覚え書きはないが、富士山の感じからすると早川師の手によるものか)。男女境の壁には数十羽のペリカン?が居並ぶチップタイル絵があってこれもなかなの迫力だ。浴槽は左からお目当ての黒湯の温泉、真ん中が1本ジェット2基付きの浅湯、そして右端がバイブラの深湯となっている(湯温はどれも熱めの44℃だったが、白湯は常連が水で埋めてしまってあっという間に42℃ぐらいになってしまった)。島カランは1列で横長鏡のみが付いているもの。カランの配置は昔風の9-8-8-7、湯温・湯量はきわめて良好。タイルなどは昔ながらのもので全体にレトロの風情を残している。 というわけで、女塚浴場は天然黒湯王国の一角をなす、川のほとりの長閑で贅沢なレトロ銭湯だ。 |
[再訪問(2007.11.26)]
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女塚浴場 大田区西蒲田1−8−22 03-3753-4630 15:00-23:30 第1−4月曜休、番台。 アクセス:JR蒲田駅で西口で降りたら工学院通りを北上してさらに女塚通りに入り、ずっと進んでいく。10分ぐらい歩くと呑川にでるので、川の手前を左折して川沿いに進むと左側にある。駅から12分の記載。 コメント:今月一杯で廃業との情報を受けて、あと3日を残すばかりとなった女塚浴場へ。5時ごろ着くと玄関前に一杯自転車停めてある。けっこう混んでるじゃないの、というわけで先に早めの夕食を済ませてから出なおしてくる事に。で、7時ごろに戻るとさっきよりはいくらか自転車が減っている。というわけで突撃。 ん、何年ぶりの訪問か、中の様子などは結構忘れている。玄関内などなかなか渋いなあ。おしどりの下足箱に靴を入れて中へ。番台には若い息子さん(後で常連客とそう話していた)が座っている。500円玉で払ったら、即座に70円渡されて、その速さに驚く(若い人の応対は驚くほど早いと実感)。焦げ茶色の折り上げ格天井などもなかなか見事。縁側の板はニス塗りでピカピカに輝いていて、水は張られていないが池のある庭もあり、小さいながらも築山の造作がある。木製の引き戸の前には木のベンチが置かれている。島ロッカーは縦に1列で石鹸類の入った陳列ケースが置かれている。男女境は鏡壁で端にドライヤーが吊るされている(鏡の前にもビニール張りの長いすあり)。 浴室へ。島カラン1列で、カランの配置は7−8−8−9と間隔狭く、昔風。湯温はちょうどいいし、湯量も良好。立ちシャワーなどはない。男女境はタイル絵があって、大きな白鳥が一杯描かれている。そして、正面壁はもちろんペンキ絵、女性側が富士山で、男性側は海岸線と海というあっさりしたもの。よく見ると漁船が停泊しているような港が小さく描かれていて、西伊豆のどこかの港町だろうか。湯船は3槽で、バイブラの深湯、背ジェットが2本ある浅湯、そして左端がお目玉の温泉黒湯の深湯(湯温は42℃ぐらいで、思いっきり濃くて指を突っ込むとすぐ見えなくなる位)。床やカランのタイルなどは昔のまま(浴槽の上だけ黒くて大きいタイルに張り替えられている)で、古典的なレトロな浴室だ。 ということで、脱衣場といい、浴室内といいレトロ銭湯の要素が完璧に備わっている典型的な東京レトロ銭湯だ。老朽化と体力云々というきっちりと描かれた挨拶状が玄関正面に掲げられているが、ほんとうに残念な限り。銭湯巡りの判子はきっちりいただいた(自分の前に判子もらっている人、もう30個ぐらい押してあるよ。あなたは何者?と言う感じ。まだ1ページ目の自分はなんかしょんぼりと言う感じだった)。 |
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