重の湯
【2003.3.11】  
銭湯の内側を見る
銭湯の周辺を散歩する

重の湯
大田区羽田3−16−10
03-3743-3659
15:00-24:00 不定休、番台。
京浜急行羽田線の穴森稲荷駅を降りたら線路を渡って南側に出る。商店街を南下して行くとバス通りに出るのでここを右折。また、しばらく進むと首都高速羽田線の下の通りへ出る。ここを左折してしばらく進んだところの左側。


コメント:首都高のガード下にたたずむ瓦屋根の昔のままの銭湯だ。付近の写真を撮っていたら白髪のおばあさんが目の前を横切った。後を追うようなかたちになったと思ったら、行き先が同じで先に銭湯の暖簾をくぐっていった。
さて、玄関回りは昔ながらの風情で、左右の踊り場から引き戸を開けて中へ入る。番台は新しく作りかえられていて横壁が設けられているので、すぐには番台の人の顔が見えない構造だ。正面に回ってお金を払おうとしたらさっきの白髪のおばあさんが坐っていて、ていねいな挨拶をしてくれた。脱衣場の中は典型的な東京型でだが、高い格天井(アール付き)がクリーム色に塗られているのが珍しい。横の全面がガラス戸になっていて、外の濡れ縁に出ると、大きな鯉の泳ぐ池のある広めの庭がある。脱衣場の後ろの方は改装・拡張されていて長いすとテーブルが置かれているが、さらにその奥が何らかの工事中だった。島ロッカーは1列。さて、洗い場に入ると浴槽や床・壁のタイルは新しいものに張り替えられていてきれいな印象。しかし正面には立派な富士山のペンキ絵があるが、これも比較的最近(早川、平成14.5.25、伊豆海岸と書いてある)書きかえられたものだ。島カランは2列でカランの配置は6-5-5-5-3-2。左に立ちシャワーブース2基。カランの湯温・湯量OK。浴槽はL字形に右手前に伸びていて、その大きな浅湯が強力なバイブラ湯となっている。巨大な水柱が上がっており、浴槽全体に泡の波が広がっているのには驚かされた。中央に深湯が続いていて、さらにセパレートされた深湯、6点ジェットの寝湯(水枕付き9がある。右手前には立派なサウナ(未体験)があるが水風呂はない。そんなわけで伝統を守りつつも使いやすく改装してある現役の銭湯だ。

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