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松の湯 matsunoyu
西東京市南町1−13−11
042-461-0312
15:00-26:00
不定休、フロント





マピオン地図
訪問記 【2008.9.28】

割り合い自宅から近いのに駅からちょっと距離があったりして訪問しておらず、ずっと気になっていた田無の松の湯へ。屋号として一番多い名前の松の湯でもあるので、どんな松の湯なのか興味深々だった。

田無から松の湯へ向かうと住宅街の中をくねくねと進むことになるので、何でこんなところに銭湯が?と思っていたが、前の道を東伏見の方へずっと進むと意外と商店の多い裏商店街を形成していた(ここでいう表とは新青梅街道)。大きな街道の裏に併走して昔ながらの商店街があるという状況はときどきあるものだ。へ〜、こんなところに商店街があったんだという感じ。



さて、松の湯の外観はいかにも昭和中期的な一軒家銭湯だ。瓦屋根でもなくインパクトはないのかと思っていたが、よくよく見ると実に赴き深い建物だ。トタン葺の三角屋根の前面も並み模様のトタン張りが施されている。屋根周辺は水色にペンキで塗られ、1−2階の境も黄色に塗られていて、いかにも昭和レトロ的な雰囲気を醸し出している。玄関周りは横も上もガラスブロックになっていて昭和レトロモダンのムードが満載だ。玄関を入ると左右に下足箱があり、下足錠はSAKURAのG錠なのだが、よくよく見るととても小型のSAKURAのG錠だ(大型のものは木の下足札になっていると思う)。
サッシの引き戸を開けて中に入ると四角いロビースペース、ソファーテーブルや縦型の冷蔵庫、テレビなどが置かれていて、風呂上りの人達がくつろいでいる。左手手前にフロント、女将さんに料金を払ってお遍路スタンプを貰う。一元の客でもなかなか気持ちよく応対してくれる。左右の暖簾を潜って、脱衣場へ。



脱衣場の天井は低めでフラットなクロス張り。男女境に化粧台があり、入り口横裏に脱衣場スペースが広がっている。ロッカーは壁際のみで、入り口裏には長いソファーベンチが置かれ、体重計はTANAKAの小型のアナログ体重計だ。トイレは裏のガラス後越しの縁側左手にある。

浴室へ。ここもこじんまりとしていて横長という感じ。島カランが2列でカランの配置は4-4-4-4-4-4、
立ちシャワーブース1基(左手)、右手外にはなんと無料の乾式サウナもある。無料ということであまり期待していなかったのだが、これがなかなかいいサウナだった。縦2段、4人しか座れないのだが、温度計は110℃を指していて温度としてはは十分だ。水風呂はないのだが、立ちシャワーで水をかければまずまず楽しむことができる。カラン周りなどは比較的ゴージャスなタイルで敷き詰められているが、真新しいという感じではない。桶は定番のケロリンの黄桶、椅子は普及版。カランは6角茶色で、固定シャワーも同様。薪沸かしのお湯で、湯温・湯量は良好。
で、正面壁にこのエリアとしては珍しく早川さんの
ペンキ絵、17年10月20日伊豆と書いてあるので、3年ぐらい経っている。男女に跨る富士山に定番の岩に波がしぶき飛ぶの図だ。浴槽は左にバイブラの深湯、右に2点ジェット2基のある広めの浅湯という配置で、湯温はどちらも43℃以上はある。常連は今日は熱いねと言って水で薄めていたが、薪で沸かした高温のお湯で実に気持ちがいい


そんなわけで、田無からしばらく入った住宅街にある松の湯は、昭和レトロでなんとも味わい深く、無料のサウナもあり、薪出沸かした熱くていいお湯の浴槽で、早川さんの富士山のペンキ絵ありと3拍子ぐらい揃ったレトロファンも満足のいい銭湯だ

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