栄湯

【2002.12.19】  
この銭湯の内部をみる
栄湯
西東京市田無町3−4−30
0424-61-0520
15:30-23:50、月曜休、2002年12月23日で
廃業、フロント。
西武新宿線の田無駅北口で下車したら駅前通りを北上して青梅街道に出る。右折してすぐの時間貸し駐車場の角を左折して北上した突き当たり。入り口は左側の路地から入る。駅から4分。


コメント:きれいな瓦屋根の古典的な東京型銭湯であったと思われる。というのも入り口に通じる花道であったところに今は小さなアパートビルを建てて、1階をコインランドリーにしているからだ。そのために従来の破風屋根がこのビルの後ろにぴったりと隠れる形になっている。この際の改装で出入り口を横からにして番台をフロントに変えたものと想像される。脱衣場は格天井、柱時計のある高い天井の東京型。おそらく庭であったとおもわれる部分はフロント前ロビーだから、庭はない。ソファースペースはゆったりと使ってあり、横に古いマッサージ機が置いてある。洗い場に入ると正面に立派なペンキ絵(瀬戸内海、平成13.10.15)とその下にモザイクタイル絵(定番の熱帯魚)あり。浴槽は左から座湯(7点ジェット付き)、浅湯(バイブラと2穴ジェット)、さらに半円形の浅湯(大きなバイブラ)があるほか、何と行っても左手前に小さな浴槽がもう一つあって、「草津の湯」と書いてある。黄白色に濁った硫黄泉で、草津の湯花の情景と同じだ。主浴槽の温度計は38℃を指しているが、43−44℃といったところで始めは熱い感じだった。ところが10人ぐらいの人が入れ替わり立ち変わり入浴して(5時前だと言うのにひどく込んでいたのだ。こんな時間から風呂に入っている人ってどんな人?と思ったがそういう自分も・・・)、あとで入ったときには42℃ぐらいになっていた。誰かがうめた?島カランは2列だが1つは片側カランで、タイルは新しく張り替えられていてすべてシャワーがついている。カラン数は4-6-6-6-7だ。湯温・湯量ふつう。立ちシャワーブース1つ。最後にロビーでくつろいだが、きれいな庭もあってなかなかいいロビーだ。そんなわけで人気もあるいい銭湯のようなのだが、やはり駅に近くてマンション経営の方が楽チンなのだろうか。残念でした。

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