若松湯

【2008.4.13】 
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若松湯
中野区大和町1−34−9
03-3339-4547
16:00-24:00 月曜休(第3月火曜は連休)、フロント。


アクセス:高円寺北口のロータリーから見ると1本東側のあづま通りを北上、早稲田通りを越えてさらに細い路地を進んでいくと左側にある。駅からは10分の記載。

コメント:最近は杉並とか中野の銭湯は行ったというレポートはあまりないですねえ。とかくいう自分も本日若松湯を訪問してとうとう中野区全軒感謝!となりました。これで自宅近隣の3区、杉並、練馬、中野全軒です。

さて中野最後となった大和陸橋(環7と早稲田通りの交差部)至近の若松湯。中野はほんとうにほっそい路地がごちゃごちゃと入り乱れているのだけれどもこの若松湯の周辺もまさにそんな感じ。玄関前の道も細くて建物の全体がとてもではないけどカメラに納まらない。しかしこの通りは高円寺の駅から北にずっと伸びている通りの様だ(そもそも高円寺の北側はとてもじゃないけど車で入れないようなところばかりだし)。

若松湯は普通の民家のような外観の
昭和中期的一軒屋銭湯。2階部分はオーナーの住まいになっている様で、アパートのような窓が並ぶ。玄関周りは綺麗に改装されているが、横の路地から裏を除くと完全木造建築のようだ。玄関は右端にあって横向きにアクセスする構造だ。下足箱が全部鮮やかな山吹色に塗られていて、明るく楽しげな雰囲気がする。自動ドアーから中に入ると右手が鏡張りで実は左手にあるフロントが写っていて、一瞬鏡に突っ込みそうになる。本当は左手、本来の正面にフロントがあって左奥に長くロビースペースが広がっている。フロント左右にある男女別々の暖簾を潜って脱衣場へ。左奥に妙に脱衣場が延びているのだが、改装して本来は建物の外側だったところに男湯側のサウナ室が増設されたためだ(ただし、サウナがあるのは男湯のみ)。右手は四角いスペースでL字状に壁際にロッカーが並ぶ。天井はフラットで低め。男女境に化粧台があって、脇にはHoktowのアナログ体重計あり。そんなわけで窓は一つもなくて地下にでもいるような雰囲気だ。しかし内装の配色などはカラフルで灯りも十分あるので綺麗で明るい雰囲気だ。

さて浴室に入るといきなり
正面のタイル絵の鮮やかな絵柄が眼に飛び込んでくる。描かれている野は河童の3人娘で、一人は鰹に跨って、もう一人はアザラシ、一人はイルカに跨って海原の波間に遊んでいる図。なんともシュールというかどうして河童なのかと言う感じ。とまあ、タイル絵はそんなとこにして、浴槽はというと左端がバイブラの浅湯で左端の壁から滝のようにお湯が噴出している。右側の深湯7点ジェットの座湯が2基ある。湯温は42℃ぐらいと長湯になるパターン。島カランは1列でカランの配置は8-8-8-7、とカランが多いのが特徴。カラン周りや浴槽などは新しいタイルに張り替えられており、何となく黄色の多いカラフルでモダンな配色で明るい感じだ。立ちシャワーブースは2基あり。そして最後に左端にサウナ料金(200円)を払った人専用のサウナスペースがある。扉を開けて中に入ると左手に水風呂があり(つまりサウナの人専用)、さらに専用の洗い場(カランは2つ)もあって、右手に乾式サウナ室がある。それほど広くはないのだが、3段の階段構造で温度は上々。今日は日曜日の夕方だというのにサウナは誰も入ってないので、この全体としては大きなサウナ専用スペースを独り占めの贅沢(浴室の方は実は人で一杯の人気ぶりだった)。

というわけで、若松湯は外観的には特徴のない普通の一軒屋銭湯なのだが、中はどこも明るくモダンに改装されていて、サウナを含めた温浴施設も充実したなかなか満足度の高い地域密着がた銭湯だ。ここのサウナは安いし空いてるし性能はいいし、是非また来て見たい 。

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