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光湯 中野区大和町4−1−3 03-3337-6756 16:00-23:30 月曜休→廃業、フロント。 西武新宿線都立家政駅の東側で線路を渡る車道を南下して行く。5分ぐらいで妙正寺川を渡ると左手に煙突が見えてくる。川沿いに左折してから右折してもいいし、少し南下してから左折すれば光湯の玄関前(左手)に出る。 コメント:外観は体育館のようで、何の飾りつけもない一軒家銭湯だ。手前にコインランドリーの小屋が併設されている。玄関は横から入る構造で、玄関を入って左手の真中にフロントがあって、その左右の引き戸を開けて脱衣室に入る。フロントは口少なのおばあちゃんで、帰りにはおじいいちゃんに代わっていた。 脱衣場の感じはよくある典型的な東京型で格天井もあるのだが、全体的にこじんまりしたスペースだ。中に入って判ったのだがフロントはもともとの番台を逆向きに改装しただけのようだ。島ロッカーが一つで、外へ出る形のトイレがあるが、庭などはない。ご主人が城好きと見えて、日本各地のお城の写真が並べて貼られている。Keihokuの背の高い計りは置いてあるが、冷蔵庫などはない。 洗い場に入るとタイルなどは古いままの白いものでちょっと寂しげだが、、正面にはちゃんと富士山のペンキ絵があるのでこrだけで室内の雰囲気がぐっと引き締まっている。ただし、ちょっと見かけない絵師の手によるものだ。覚書には狩野川、平成4年10月5日とだけ書いてある。もう11年経っているわけで、所々がやや剥げて白くなっているのはご愛嬌か。川岸にペンションのような建物が数軒並んでいるような写実的?な絵だ。島カランは1列で、カランはすべてシャワー付きだが、総数は5-4-4-5の18基しかない。湯温・量はまずまず。左手手前に立ちシャワーブース1基あり。最後に浴槽だが浅深の古典的な2槽。中でつながっているのだが45−6℃ぐらいと絶好調の熱さ。浅湯の端のほうで申し訳なさそうに埋めているひとあり。それでも反対側の深湯の端まではさすがに影響がない。ジェットなどは一切なく、赤い水中ランプと底からぶくぶくと立ち上がる気泡のみ。お湯は薪で炊いていると歌ってあるだけに痛みの少ないいいお湯だ。体は真っ赤になるが、何回か入っていると熱さは全く感じないいいお風呂になる。 そんなわけで、何の飾り気もないが、お湯がすばらしくて太陽のごとく燦然と「「光り」輝く背景画(他があまりにも何もないので)のある近所の住民専用と言う感じの銭湯だ。経営者が老夫婦で改装してないところからすると、次の世代にはきっと引き継がないのだろう。この2人とこの銭湯は一心同体で、この銭湯もこの夫婦と一生をともにする覚悟なのではないかという気がした。 |
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