くるわ湯
Part1

【2002.11.13】  
くるわ湯Part2へ続く
くるわ湯
名古屋市中村区名楽2−10
052-471-8666
15:30-23:00 木曜、第1金休、番台。


コメント:吉原大門同様に名古屋の元遊郭である中村にも大門がある。ただし読み方は「おおもん」だという。太閤(たいこう)通りの大門近くにある、元遊郭エリア内の銭湯。構えはあたりに残る旧遊郭のたてものと似たような感じだが、立派な唐破風があって、何と言っても「上州草津温泉」という大きな看板が見事だ。なぜ草津温泉なのかはわからないが、内部はいわゆる銭湯だ。番台に続いて格天井のある脱衣場があるが、部屋の中に靴を脱ぐスペースと下足入れがある。男女敷居に鏡があってマッサージがあったりするのは同じだ。浴室に入る手前に流し台があってその脇にケロリンの風呂桶が積まれている。浴室から出てくるときに桶に物を入れてそのまま出てこられるのが便利だ。洗い場は改装されている感じで、中央から奥にかけて3槽の浴槽があってやや熱めの浅風呂と右に電気風呂、左奥に床バブルと一本ジェット2個付きのぬるめの深風呂がある。奥の壁一杯に森でくつろぐ裸婦を描いたタイル絵あり。左奥に小さな岩もあり、カランは浴槽周囲の4方に合計15個。シャワー付きだが水用のカランがないのが変わっている。カランの押し手の形状は赤い三角形の変わったものだ。湯量・温度はOK。最後に天井は中央に風抜きのあるはだかのコンクリートだ。脱衣場の木製のロッカーは古いなもので、おしどりの鍵付き。全体に時代を感じさせるレトロな銭湯だった。

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