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山頭温泉 長崎県長崎市寄合町2−27 095-826-7045 00:00-00:00? たぶん5、15、25日休み、番台。 路面電車の正覚寺下行きの終点の1つ手前の思案橋で下車。「思案橋」のネオンのあるアーチをくぐって道沿いに進んでいくと正面にレトロな交番が見えてくる。その右側の小さな公園が丸山公園である。どちらからでもいいのだが、公園の筋向い側、公園の右側に沿った通りに出て、この道をさらに進んでいくと段々坂道になっていく。ここをしばらく進んだ坂の途中の右側。駅から5分強ぐらい。 コメント:2階建ての四角い一軒家銭湯。思案橋の歓楽街の奥にひっそりと建つ銭湯だけあって、歴史を感じさせるレトロな趣だ。玄関部分が少し引っ込んでいて、玄関を入る前から男女に分かれているそれぞれの入り口扉がハの字に開いている。玄関上には少しアールがかった庇がついていて、ちょっとモダンなデザインになっている。中に入ると中央に背の低い番台があり、年配のおじさんが座っている。下足箱は木製の小さなものがあるが、ほとんど使われていない様子(IDEALの古い下足錠?)。脱衣場の天井は低く、床は板張り。左右にこれまた木製の比較的大きなロッカーが並ぶ。鍵はやはりレトロなIDEALのもの。中央に木製のベンチが入り口を背にして置かれていて、その後ろにさらについたてが建てかけられていて目隠しになっている。古い小さなマッサージ機一つ。 洗い場に入ると中央に大きな主浴槽(バブル付き)が鎮座していて左右の壁際にカラン(7−7)が並ぶ。これはどうも長崎に共通の配置のようだ。カランはお湯用が温泉マーク付きの赤丸で、水用がめずらしい縦長の青い棒状のもの。左側の壁際のみに長方形の鏡と備え付けシャワーが並ぶ。カランの湯温はやや温め。さて浴槽だが、正面の奥にもあと2つの浴槽が並んでいて、左が水風呂で右が薬湯(本日はよもぎ湯)。湯温は主浴槽でも42℃ぐらいで、薬湯は40℃ぐらいか。床のタイルなどは古い丸タイルのままで、レトロな感じを残している。そして、ビジュアル。男女境の壁に長崎では珍しく、小さいながらも見事なタイル絵が張られているのだ。絵柄は那須与一が弓矢を射るところ(「庄」という銘あり)。 そんなわけで山頭温泉(別名松井湯)は、繁華街の奥にあってアクセスもよく、利用しやすいレトロ銭湯だ。しかし、番台のおじさんは交代もせずにずっと座っているようだし、お客も地元の商店主数名という感じでちょっと寂しい感じだ。 |
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