高崎湯


【2003.10.22】  
高崎湯
長崎県長崎市茂木町2617
095-836-0118
00:00-00:00? たぶん5、15、25日休み、番台。

長崎市内から南東の方向にひと山越えていくと半島の反対側の海岸線に出る。ここが茂木びわで有名な長崎市茂木町で、小さな港町である。長崎駅からだと大通りを渡ってホテルニュー長崎の反対側にあるバス亭「駅前南口」から10番系統の「茂木」もしくは「北浦」方面のバスに乗って45分ぐらい(この系統のバスは思案橋を経由して小島、愛宕、田上などを通っていく)。「田上」行きでは途中で終わってしまう。下りるのは「茂木」のバス亭。左へ行かずに右もしくは正面方向へ行けば港に出る。港前の道を右へ進んで、突き当りを右折してすぐの左側にある。せいぜい10分ぐらいか。帰りのバスはどれでもいい。本数は結構ある。

コメント:うぐいす色のトタン張りで覆われたいかにも港町の銭湯という風情の2階建てのレトロ銭湯だ。玄関部分だけ少し改装されていて、正面に大きなふで書きの「ゆ」の字の額装が飾られている。玄関を入る前から左右に分かれた男女の入り口(長崎の銭湯はみなこの形式だ)。中に入ると右手に小さな下足箱があって、おしどり錠とKINGの板錠が混在している。番台で300円を払うとそこはすぐに脱衣場になっている。中央の壁際にロッカーが並び、外側の壁際手前にソファーとテレビのある喫煙所、それに続く右奥の脱衣場内に広い赤外線サウナの部屋がある(脱衣場から入る形式)。洗い場に入るとこじんまりしたスペースなのに地元の人たちでいっぱいだ。中央の奥に大きくて四角い主浴槽(バブル付きで42℃ぐらい)、左右の壁に手シャワー付きのカランが5-7基という配置。カランは三角の赤・青で湯温は普通。さて浴槽だが、入り口脇の両側にも小さな浴槽あり、右手前が水風呂、左手前が小さな電気風呂となっている。ビジュアルとしてはパネルの風景写真が一枚飾られているだけだが、洗い場内の壁に水質分析表が張られている。そんなわけで高崎湯は港町にある地元密着型のレトロローカル銭湯だった。
茂木町にはこの他にもごく狭いエリアに新しめの小さな銭湯が2軒ある(小田湯は火事で焼けて立て直したとか?もう1軒は電話帳にもなく、看板もないので銭湯名すら不明)。町の規模の割に銭湯がいっぱいあるのは漁師町であるためか。

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