油屋旅館


【2006.5.16】  
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上諏訪温泉、油屋旅館
長野県諏訪市湖岸通り3−4−16
0266-52-2221
立ち寄り湯:10:00-13:30、年中無休、フロント。


立ち寄り湯:大人900円。
http://www.aburaya-ryokan.co.jp/.

アクセス:JR上諏訪駅から徒歩5分。上諏訪駅を南側に降りたら駅前通りを右に進み、湖岸通3丁目の交差点を左折してすぐの右側。この通りの正面は諏訪湖の遊覧船乗り場。車の場合は中央自動車道諏訪I.C.(ここまで東京から2時間半)より15分。

コメント:有名な上諏訪温泉のレトロ千人風呂「片倉館」を目指しての諏訪訪問だったが、なんと火曜は定休日。というわけで、急遽立ち寄り湯の可能な油屋旅館の展望露天風呂へ。

諏訪のことはよくわからなかったので、はじめに上諏訪駅の観光案内所を訪れて地図をゲット。湖畔の足湯と間欠泉などの観光名物のほかに、駅構内にも足湯や入浴施設(入場券で入れる?)があるらしく、また駅前のデパートの中にも「なごみの湯」という温泉があるなど、まさに温泉天国と言った感じだ。ところで、あとで判ったことは諏訪市の観光マップには下諏訪は載っていない。というのも下諏訪町は諏訪市には含まれていないのだ。そして、
旧中仙道の宿場町の雰囲気を色濃く残しているのは下諏訪のほうらしい。諏訪大社の下社(上社は上諏訪)には春宮と秋宮があり、この秋宮の周辺を中心に10以上の公衆浴場(いずれも入浴料220円から)が点在している(遊泉ハウス児湯、旦過の湯、新湯、菅野温泉、矢木温泉、みなみ温泉、富部温泉、老人福祉センター、湖畔の湯)。諏訪の町の歴史も相当古く、桓武天皇の時代(800年ごろ)に遡るようだが、下諏訪温泉の歴史も古い。諏訪大社下社に祀られている八坂刀売神(やさかとめのかみ)が化粧用の綿をお湯に浸し「湯玉」にして上社から持ち帰ったら温泉が涌いたといわれているのが綿の湯(現在、児湯と合併)とのこと。
http://www.shimosuwa.com/onsen/map-1.htm
http://www.shimosuwa.com/onsen-1.html

上諏訪温泉、油屋旅館は諏訪湖を眼前にした駅前の
一等地にそびえ立つ老舗旅館。内湯の大浴場「八重垣の湯」というのもあるが、立ち寄り湯で入ることのできる展望露天風呂は最上階にある「天空の湯」。ホテルフロントで料金を払ったら、エレベーターで直行。暖簾をくぐって中に入れば、ホテルらしい清楚な脱衣場となっており、化粧台なども美しい造り。

さっそく、服を脱いで一人貸切状態の浴室へ。まずは室内に横長にカランが並んでいる洗い場があり、さらにガラスの引き戸から戸外へでる形式になっている。洗い場の
カラン回りは石造りの重厚なもので、もちろんリンプー、ボディーソープは備え付け。木桶と木の座椅子が心地よい。

露天風呂は長方形の横長の石造りで周囲は檜で縁取られており、
掛け流しの温泉湯があふれ出ている。弱アルカリ性単純泉ということで、匂いも気にならない柔らかなお湯だ。眼下にには諏訪湖や湖畔のホテル群が一望でき、まさにのんびりゆったりの天空の湯であった。

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