虎の湯

【2005.3.17】  
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虎の湯
武蔵野市八幡町3−1−21
0422-52-3029
16:00-25:00
、水曜休、番台。
三鷹駅北口を北上し、三鷹通りを進む。突き当たり(五日市街道)を左折してしばらく進む。大きめの交差点を右折してすぐの左側。駅から25分の記載。


コメント:ライトグリーンを基調とした洒落た雰囲気に正面を改装してある一軒家銭湯。岩風呂が売りということで、玄関周りにも石をあしらっていて、いやがおうにも期待感が膨らむ。鏡張りの正面から左右に分かれて男女それぞれの入り口から中へ。脱衣場の雰囲気は一転して伝統的な東京型で、板張りの床に高い格天井(降り返しのRあり)の構造で、左手に番台。男女境の壁も昔ながらのもので、その上には古い立て看板がずらっとな選んでいる。さらにその周囲には縦型の冷蔵庫や銭湯グッズが所狭しと陳列されており、賑やかなにデコレーションされている。島ロッカーが浴室寄りに縦に2列あり、その奥に畳敷きの長いすとHOKTOWのアナログ体重計あり。右サイドは縁側に続いていて、外には小さいながらも鯉の泳ぐ池がある。
さて浴室へ入るやいなや普通と違う雰囲気にちょっと驚く。というのも奥の壁全体と右サイドの壁全体が溶岩?で固められていて、まさに虎の穴といった感じ。構造も変わっていて男女境の左側の位置に縦長に浴槽が並ぶ。手前が浅湯でそれに続くように奥に深湯が膨らむように広がっている。つまりいわゆる典型的な箱型の湯舟ではない。さらに深湯の奥が溶岩の造形で洞窟状に造られており、岩山の中腹からはお湯の滝が流れ落ちているという懲りようだ。浅湯には2点ジェット2基があり、湯温は熱めの43℃ぐらい。そして突き当たりの溶岩壁の上のほうに額状に小さなペンキ絵が掲げられている。画題は松島のような海の景色(平成十三年十一月十四日、北陸、早川、女湯側は能登?)。カランは3方にあり、横向きに短い島カランが2列、立ちシャワーブース1基あり。カランの配置は周りが、3-3-5、島カランが5-5-5-5。湯温は熱いぐらいで湯量も良好。
というわけで虎の湯はまさに虎の穴といった雰囲気の、湯治場の雰囲気にあふれた人気の風変わり東京レトロ銭湯だ。

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