武乃湯


【2004.9.19】  
内部の様子を見る
武乃湯
宮崎県宮崎市東大淀1−7−20
0985-51-7670
?:00-?:00 休?、番台。
南宮崎駅からだと駅前通りを右折して北上。右手にガソリンスタンド(シェル)を見ながら直進し、次のガソリンスタンド(モービル)の手前の筋を右折してすぐの左側。駅からだと7‐8分か。


コメント:宮崎にも銭湯黄金時代というものがあったのだろうか。現在、宮崎市内には電話帳で見る限り4つの銭湯しか確認できない。2年前に宮崎神宮そばで偶然発見した大宮湯は既に見ることができなくなっていた。電話帳にもあるやはり神宮方面の平和湯は健在だったが、神宮北東の大島湯は既に廃業していた。ただし、宮崎市民病院前の「ヘルストップゆうゆう」も看板を見ると入浴料金300円の記載があったから、組合加盟の銭湯のようだ(外観はモルタル3階建ての2階部分、室内の男女別々の入り口に暖簾もかかっている様子。13:00‐22:00、第2、4、5、火曜休)。「がらっぱ湯」(北バイパス店、本郷店)はスーパー銭湯ながら一般の大人500円とリーズナブルな値段なので悪くなさそうだが、アクセスはやはり車以外は無理の様子。なお、宮崎元気湯は市街地から遠いいので未確認。
さて、武乃湯。ここは南宮崎駅近くというロケーションだが、むしろ宮崎市街地との間を流れる大淀川に近いところにあり、恐らく繁華街に近い唯一の銭湯と言うことになると思われる。外観は昭和の中期的なモダン一軒家銭湯で、衝立の後ろに男女別々の入り口がある。暖簾はかかっていない。引き戸は開け放たれていて、中に入るとすぐに脱衣場になっている。ただし、番台と脱衣場の間にも肩の高さぐらいの衝立が置かれているので、それが目隠し代わりになっている(つまり、番台からは脱衣場も洗い場も見えない)。左手手前に小さな下足箱があるが、下足錠はない。脱衣場は狭く、左手にロッカー、右手は男女境の鏡壁と小さな洗面所になっている(コイン敷きドライヤーもあったが故障中)。
すぐに洗い場へ。やはり小さい。でも右側男女境側に縦に連続して3つの浴槽が並んでいる。奥より浅湯、深湯、そして浅湯のバイブラ湯。湯温はいずれも42℃強というよころで、それぞれの浴槽の違いがあまりはっきりしない。浴槽のタイルは細かいレトロなもので、それぞれの浴槽の中央にタイルの柱があってそこに取り付けられた水の蛇口が趣き満天だ。浴槽群のさらに奥のスペースになんと無料?の乾式サウナがあってこれがなかなか気持ちがいいのだ。というわけで常連客は狭いサウナ室に発砲スチロールの板を抱えて2人3人と次々と入っていく(どうやらみんな知り合いの様子。発砲スチロールをお尻の下に敷くのがしきたりのようで、脱衣場ロッカーの上にいっぱい積んである!)。浴槽左手にカランが並んでいるが、カランの数は6個(水温や湯温は良好。カラン取っ手の形状は丸餅型で、珍しいV字印のもの。シャワーがちょっと弱い?)。カラン群の奥、サウナの前にはちゃんと水風呂もあるが、水ではなくてぬるま湯だった。
そんなわけで、狭い狭いサウナが大人気の地元密着型の宮崎市内唯一残ったローカル銭湯だった(前述の宮崎神宮よりにもう一軒、平和湯というのがあることはあるが・・・)。

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