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大和湯 yamatoyu
三郷市戸ヶ崎3208
048-955-3763
15:00-23:30
火曜休、番台







訪問記 【2008.11.24】

「とりあえず埼玉の銭湯を全部見に行こう」という自分の企画も終盤に近づきつつあるかな。 というわけで今日は休みを利用してまずは吉川市唯一の銭湯、松の湯へ。なかなかエメラルドグリーンに塗られたトタン壁がなんとも可愛らしいレトロ銭湯。埼玉の銭湯の中でもマイベスト5の気に入った銭湯かな。で、次は八潮市唯一の銭湯、八潮浴場へ向かう。ここはコンクリート壁の体育館のような銭湯。玄関周りは看板建築風で庇に少しだ けスペイン瓦が使われている。消えかけた「八潮浴場」の看板?というか手製のシール?が味がある。そして3 軒目が三郷市唯一の銭湯、大和湯でここに入浴。


その大和湯。屋根のトタンを葺き替えたばかりと見えて雨に打たれた綺麗な青が白壁に反射してえもいわれぬ美しい色合いに包まれている。昭和中期的一軒家銭湯なのだが、実に美しい外観だ。入浴してわかったが、中もぴかぴかに磨き上げられていて、とにかく清潔感溢れる優良銭湯だ。中川の近くで、何と正面が水の安全を祈願した神社になっている。開店の3時(確か23時半までで、火曜日が定休日)には続々と地元の人達が集まってきて、あっという間に駐車場がいっぱい。写真を撮るために車を停めていたら停められなくなってしまった常連が続出。そんなわけでとりあえずまず入浴することに・・・。


玄関の構造は古典的な上がりかまちで左右に桜のG錠の下足箱、傘たても桜の鍵だ。引き戸から中に入ると右手に番台。開店早々のためか女将さんはほとんど番台に座らない。島ロッカーが1 列。男女境が鏡壁で、体重計はかもした度量衡のアナログ体重計。天井は格子ではなくて板天井だが、そこそこの高さがある。


さて、浴室へ。島カランが1列でカランの配置は5-5-5-6 、湯温・湯量はばっちり、お湯は薪炊きだ。カランは最新の銀の鉄砲型だが日の丸扇子マーク。桶はケロリン黄で、椅子は普及型。カラン周りは綺麗なタイルに張り替えられていて、床も壁も美しい。浴槽は浅湯水中赤外線、横の壁に3点背ジェットが2基付いている。深湯の方は色物なし。今日の湯温は42℃ぐらいで、常連客もしきりに温めだなと語り合っていた。そして正面壁、なんと早川さんのペンキ絵、「19年7月24日、上州」と書いてあって、山並みから流れる渓流と短い滝の図、女湯は定番の富士山のようだ。


そんなわけで、三郷市唯一の大和湯は遠路から車でかけつける常連客で賑わっている、清潔で改装して内外とも美し い現役ばりばりの優等生銭湯だ。

さて、この後、草加市の3軒の銭湯を見て廻ったが、まずあづま浴泉は大きな千鳥破風の大きくて見事な東京型レトロ 銭湯だ。玄関周りはコミカ風呂風に改装されている。現役感が強くて元気ありそう。次に訪れたのが草加ではレトロ 感がありそうな日の出湯だったのだが、ななんと整地されて駐車場になっている。その一角に寂しそうに真新しいコインランドリーが建っていた。ごく最近のことと思われる。ああ残念。だんだん雨脚が強くなってきて、4時過ぎたら当たりは暗くなってきた。最後に谷塚鉱泉あらため銭湯かっぱ天国に付いたときは真っ暗だよ。ところで谷塚鉱泉のあったところからは移転していて、西口降りて右に行った2-3軒目。定休日が火曜という事で今日は真っ暗がり。普通の一軒家住宅の1階というこじんまりとした銭湯。なんか人のうちの玄関から入ってお風呂に入れてもらうという感 じ。今日は日没これまで(と言っても5 時なんですけど)、駅前で手打ちラーメンを食して帰宅。

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