電気湯
Part1
【2004.5.8】  
Part2へ続く
電気湯
三重県上野市紺屋町3157
0595-21-0444
16:00-23:00 水曜休、番台。
近鉄伊賀線上野市駅で下りたらバスセンター向こう側のメインストリート(銀座通り)を南下する。最初の信号のある交差点を過ぎて2つ目の路地を右折してすぐの右側。2-3分。


コメント:外観は横長で、一見むかしの小学校の校舎風の木造の建物だが、正面玄関周辺はちょっと昭和のテーストのモルタル壁に改装されていて、特にそのモルタルに埋め込まれたモザイクタイルの「電気湯」の文字が何ともかわいらしい。男女共通の玄関を入ると正面に富士山のタイル絵。下足箱に靴を入れて扉を開けて中に入ると番台には誰もいないので、お金を置いて中に入る。脱衣場は床によしずを敷き詰めてあって、結構和風でレトロな趣。脱衣場手前には壺庭もあって、木製の引き戸は開け放たれている。木製のロッカーの四角い扉にはガラスがはめ込まれていて、ガラスの上に漢字で番号が付けられている。ロッカーの上の壁にはレトロなホウロウ?看板があり、内容がこれまた古くて遊技場の宣伝。ロッカー横にトイレに通じる戸扉があるのだが、妙に幅のない細長の戸扉でかわいらしい感じだ。
さて、洗い場へ。1人入っていたおじさんも出て行ってしまって、一人きりになってしまった。中は意外に昭和モダン風に改装されていて、出入り口の上にあるアーチ状の窓もしかり。男女境の壁が擦りガラス(こういう造りがあると噂には聞いていたが、これがそうなのかという感じ)なのだけれど、意外と向こう側はぜんぜん見えそうにもない。床のタイルは亀の子チェック風の比較的カラフルな模様。入り口近くに横向きの小さな島カランが1つあって、前後にホースシャワー付きカラン2基づつ。その他に壁際に2-4-6のカランの配置。桶は黄色ケロリン小。浴槽はまず主浴槽が変形の2段ひし形でそれぞれ浅湯と深湯になっており(湯温は42℃ぐらい)、続いて水枕付きの薬湯(ミントブルー)の寝湯、超音波の座湯、最後にぬる湯というなかなかのラインナップ。
そんなわけで、脱衣場に味わいを残しつつも結構機能的に改装してある、駅のそばの昭和レトロ銭湯だ。

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