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さがみ湯 町田市原町田1−15−15 042-722-5618 16:00-23:00、廃業、番台。 JR町田駅南口へ降りると近い。階段を下りたら線路伝いに横浜方面へ進む。少し線路から離れて右に進んで行くと側沿いの3差路に出る。ここを左に折れてすぐのわき道を今度は右に入っていってすぐの左側。駅から6分。 コメント:地図で見ると結構遠いいのかと思ったが、案外駅から近いところにあった。ちょうど繁華街からはずれて住宅街がはじまったあたりのところだ。四角いコンクリート煙突に小さな体育館風の外観の一軒家銭湯。銭湯全盛時代に建てられたものだろうか。玄関周りは東京あたりの典型的な風情で、左右の踊り場から上り、下足箱(松竹錠)に靴を入れて引き戸を開ける。番台は結構低く、うっかりしていて反対側の肌色の影が見えてしまった(視線は合わせていないのでピントはあっていない!)。脱衣場はさほど広くはないのだが、島ロッカーはなくて外側壁際の備え付けロッカーのみだから広々した感じ。大きな引き戸があって庭がありそうだが、暗くてわからない(トイレは外へ出てから行く形式)。脱衣場中央には外に置くタイプのベンチが置かれている。格天井や柱時計はないが、結構天井は高くて伸び伸びしている。 洗い場に入ると正面にはペンキ絵で、男女境にまたがるような富士山(丸山師によるもので、西伊豆、H14.5.20と覚書あり)。ペンキ絵の下には広告看板が並び、その下には洋風山並みのタイル絵もあり。中央に島カラン(配置は6-5-5-5、湯温・量は良好)、シャワーは壁際だけで、立ちシャワーはなし。床や浴槽もタイルは昔のままで、レトロな趣(カラン周りのタイルは張り替えてある)。最後に浴槽は広い浅湯(42℃ぐらいで左は泡バイブラ、中央にステンレス製の箱が沈められており、これがラドン湯の元と思われる)と狭い深湯(確か2点ジェットがあったような、温度はやはり42℃ぐらい)。 そんなわけで、とにかく建物についていえば教科書的な構造をした、典型的な東京型銭湯。風呂を出る頃は最終日の残すところ2時間という時間帯で、常連客も多く、名残を惜しんでいた。中には記念に脱衣場内のグッズをもらって帰る常連客もいる(親父もどうぞどうぞ、と言う感じ)。ここは乱れ籠が現役で使われていて10個ぐらい積まれていたので、言ったらくれるかとも思ったが、電車で持って帰るわけにも行かず断念。あんまりしんみりしていない親父さんが印象的だったが、そのように振舞っていただけかもしれない。とにかくもご苦労さんでした。 |
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