ニュートキワ湯２１
小金井市本町５−１７−１８
042-381-0626
16:00-25:00 金曜休→廃業（2007年3月）、フロント（風番台）。
アクセス：JR中央線武蔵小金井駅で下車。商店街を北上して宮地楽器店手前を左折、最初の路地を右折してすぐの左側。駅から3分。
コメント：大通りから1本裏に入った小路沿いに建つマンションビル1階のビル銭湯。玄関周りのデザインは21世紀的で、すばらしい。正面上にネオンサインで「ニュートキワ２１」と掲げられており、左右壁にも美しくライトアップされたイラスト入りの看板があり、「夜更かし銭湯」、「銭湯は町内のリゾートです」等と書かれている。ココには暖簾はもはやそぐわないと思わせるような感覚だ。玄関を入ったところにも電飾の看板があって、やはりイラスト入りで「入浴で明日も元気に」と書かれている。踊り場は左右男女別々、下足錠はSAKURAのGだが、下足箱の蓋はパステルカラーに塗られていて綺麗。
引き戸を開けて中に入ると以外や番台の位置にあるフロント？。しかし、脱衣場の雰囲気は金属の銀色とガラスがよくマッチした昭和モダンなテイスト。新しくはないが現在でも通用するようなお洒落な感覚だ。島ロッカーが1列で、右手前壁にもロッカーが並ぶ。サウナ室が左奥の脱衣場にせり出す型に作られていて、挟まれた個室空間にマッサージベッドやらそのほかのソファーが並べられている。男女境壁下に化粧台（ドライヤーは珍しく10円）、その脇にASANOの斜め上向きの背の低いアナログ体重計あり。
浴室へ。入り口が左右離れて2ヵ所にあるのは珍しい（2列の島カランに対応？）。右手前の奥に乾式サウナの入り口が迷路のようになっており、その手前には立ちシャワーブースが2基ある。さらに右横には大きなプールのような水風呂があって、バイブラの水柱が上がっていて気持ちよさ気だ。島カランは変則の2列で、カランの配置は6-7-7-5、湯温・湯量は良好。カラン周りはピンクや青のタイルが張られていてきれい。
正面壁はチップタイルで、下から上へと赤から青へ変化する虹色模様で、その下にゴージャスな浴槽群が並んでいる。左からシンプルな深湯、5点ジェット座湯2基に続いて5点ジェット寝湯1基（いずれも水枕付き）、バイブラの浅湯に続いて電気風呂、さらには超ミクロバイブラの浅湯があって、右横の壁にある檻からお湯が注がれている（湯温は42℃強とちょうどいい）。Ｌ字に回って今度は広めの薬湯風呂（今日はワイン風呂で、湯温は41℃ぐらいと温め）。この浴槽にもバイブラとパドック状の枠が2基（かつてはジェットが出ていたのか？）が設置されている。そして、その手前に前述の大きなプール状の水風呂が続くという配置。また、サウナと反対側の手前角にもう一つ立ちシャワーブースがあるのだが、シャワーと同時に左右の壁から6点ジェットが注がれるというボディージェットシャワーとなっている。
というわけで、超モダンなデザインのニュートキワ湯２１は、銭湯とは思えないほど色物浴槽と乾式サウナが充実していて、快適で申し分のない優良銭湯だ。にも関わらず、再開発のために今月限りで廃業となってしまうということで、まるまるどこかに移転してでも続けて欲しいような21世紀志向の銭湯。ほんとうに残念。
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