喜多の湯

【2006.10.7】  
内部の写真を見る

喜多の湯
清瀬市元町1−7−7
0424-93-0123
15:00-23:00、土・日曜・祝日は14:00-、金曜休、フロント。

アクセス:清瀬駅の北口で降りたら駅前通りを北上していく。初めの路地を左折してしばらく進んだ左側。駅から3分の記載。


コメント:東京郊外の銭湯らしく、広めの敷地内に余裕を持って建てられているので、
建物の外観全体を遠くから眺めることができる(それでも左側には5-6階建てのビルが隣接しているが・・・)。それほど新しい銭湯ではないはずだが、玄関周りが改装してあるばかりでなく、屋根瓦を葺き替えてあるようなので、まるで新築であるかのような美しい外観の千鳥破風銭湯だ。改築で銭湯地下にダンスレッスンなどに使われる練習場が併設されているのに驚いた。建物前には車の駐車場スペースがあり、7-8台は停められるようだ。

銭湯の入り口は右端で、
和風の櫓組みのようになっていて風情がある。L字状の下足箱(鍵は金属製の板錠)に靴を入れて、左を向いて自動ドアーから中に入る。ロビースペースの奥が休憩場になっていて、マッサージ椅子やテーブル・テレビなどが置かれている。本来の正面にあるフロントで下足錠を預け、430円を払ってロッカーキーを受け取る。

左側の男性用入り口からさらに奥へ進めば、お馴染みの脱衣場、やはり天井には
立派な格天井が残されており、高いところにある窓枠も昔ながらの木製で風情のあるものだ。一方で下のほうは比較的モダンに改装されており、掃除も行き届いていて気持ちのいい空間になっている。とにかくあれやこれやの張り紙があって、お客に気を使っているのがよく伝わってくる。体重計はIshidaの青いアナロク体重計、洗面台にドライアーあり。

さて、浴室に入ると床や壁のタイルは比較的新しいものに張り替えられていて、きれいな感じ。特に
カラン周りや浴槽周囲には御影石?が使われていて、ゴージャスな感じもある。島カランは1列で、カランの配置は7-6-6、湯温・湯量良好。左手前に立ちシャワーブース1基、右手前に乾式サウナ室水風呂があり、浴槽は正面にバイブラの浅湯水枕付き5点ジェット付き座湯2基、横向きに電気風呂があり、さらに一番右側の水風呂の奥に絹の風呂という超マイクロ湯がある。この周辺にミネラルウォーターの宣伝パネルがいっぱいあり、サンプルペットボトルが並べられているのが超ユニーク。

最後にビジュアルだが、浴槽上の化粧タイル壁のさらに上方に
細く横に長いペンキ絵が描かれている。松島か瀬戸内海の島々が描かれているが、そのスペースの関係から他のものは描けそうにない。そんなわけで全体像がつかめにくく、作者もはっきりしない(少なくとも早川師ではなさそう)。

そんなわけで、清瀬の北側の勇、喜多の湯(南側の勇はもちろん清の湯)は外観がきれいな和風改装レトロ銭湯で、サウナや浴槽も充実、サービスも充実の人気の地域密着型銭湯だ。人の波も途絶えることなく、また少し遠くから車で駆けつける人も多いようで、これから先を生き抜く模範となるような銭湯だ。

ホームへ戻る東京銭湯リストへ戻る