青木湯


【2008.3.22】 
内部の写真へ続く
青木湯
埼玉県川口市中青木2−18−35
048-251-5633
15:00-11:30、5、15、25日休、番台。

アクセス:JR川口駅で降りたら東口の駅前を走る六間通りを東へ向かって直進する。3つ目の通りの中央通りで左折してひたすら北上する。中青木2丁目の交差点を越えたところにY字路があり、これをを右に進んですぐの右角にある。駅から歩いたら15−20分はあるだろうか。

コメント: 1年前ぐらいから川口の銭湯に通いつめていたが、昨日青木湯に入ってめでたく全軒制覇となった。そんなことをしているうちに東京では銭湯のピンチがつづいているではないか。浴場熱海と小茂根湯が廃業だって。それに「銭湯ナイト」の表紙にもなっている京王玉川の緑湯が今月一杯だって?とんでもないことになっている。まあ、それはさておき、レポートへ。

青木湯は
茶色いタイル張りの一見新しそうに見えるビル銭湯だが、中に足を踏み入れてみると結構それなりに歴史のありそうなビルだ。シャッターが閉まる入り口部分はドーム状になっていて、わずかにローマの遺跡風。外壁の薄明かりなどにもそんな感じが漂っている。玄関内の造りは一時代前?を感じさせるものだが、がらんとしてちょっと殺風景なところがまたやけにローマぽい。

左右の下足箱に靴をしまってアルミサッシの自動ドアーから中に入るとしっかり
番台形式だ。この業界にしては比較的若そうな女将さんが座っておられる。ちょっと寡黙なひとだった。で、脱衣場の真ん中には島ロッカーがあって、庭などはないのだが手前側にコインランドリー(入り口左手に併設されている)に続くドアーとトイレの扉がある。男女境は鏡壁で、端に洗面台もある。体重計はKeihokuの古そうなアナログ体重計

洗い場へ。中央に島カラン1列、カランの配置は5−6−6−6(湯温や湯量は良好)、左手に立ちシャワーブースが1基。正面壁は
キジのような尾の長い鳥を描いたちょっとシュールなタイル絵(空に羽ばたく鳥も数羽、キジはあんなに高く飛べたっけ?と言う感じ)。浴槽は右の深湯が生薬と書かれた茶色の薬湯(42℃弱とぬるめ)、左手は2点ジェット2基と左端にバイブラがあって、小さな水中を照らす青ランプ(これは意外と好きなんだが)がある。カラン周りのタイルは比較的新しめだ。椅子は久々の緑M字とグレー椅子の混合。天井は男女別々のM字系ステンレス風。

というわけで、通り沿いに建つビル銭湯青木湯は、それなりに歴史のありそうでちょっと洋風な感じで妙に味のある庶民のための実務型銭湯だ。

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