若松湯


【2007.11.24】 
内部の写真へ続く
若松湯
埼玉県川口市芝4−5−37
048-267-0880
3:30-12:00、金曜日休、フロント。

アクセス:JR蕨駅東口で降りたら駅前通りを東(正面)へ進み、6差路を越えて始めの路地を左折して北上。通りを1本渡って芝銀座通りを北上してしばらく行った左側。駅から5分ぐらいか。

コメント:川口の出張もあと残すところ2回と言うことになってしまったのだが、未入湯の銭湯がまだ3つ。というわけで、本日は食事を取ってから2軒目の若松湯にはいることに・・・。これで、川口も土曜日休業の富士の湯残すばかりのリーチをかけることに。若松湯は蕨駅の東口になる6差路を左前方に左折して次の路地を北上する商店街の奥の方の左側にある。昼間は場末の小道かと思ったが夜はきれいにライトアップされて、一杯飲み屋なんかも結構あって活気に溢れている(昼間の印象よりはということ)。特に今は早々とクリスマスの飾り付けがしてあってちょっと驚くほどネオンでライトアップされているのでなかなかの絶景だ。
若松湯の外観は瓦屋根でない(茶色のトタン張り?)ことを除けば、
なかなか威風堂々の一軒や銭湯だ。横から見ると高窓から水色の光が漏れていて、いかにも銭湯という感じが溢れている。玄関先は普通の入り口風に改装されているが、電球の灯りが暖かい感じで和風の感じでそそられる。玄関を入って正面の下足箱に靴を入れ、右に折れてロビースペースに入る。右奥(本来の正面)にはロビースペースがあって、ソファーテーブルなどが置かれている。フロント(ボックス風)で「サウナも」と告げると、おじさんが一瞬「えっ」という顔をしたので、「何、何、何?」と言う感じだったのだが、実はあまりサウナに入る人がいないらしい(取って付けたような小さめなサウナで、かなり低温?だったがそのため?)。
脱衣場に入ると
天井は見事な折り上げ付きの格天井(地肌は白生地)だ。でも男女境にある化粧台はモダンな感じで、脱衣場全体もなかなか明るい雰囲気になってる。右奥に四角いボックス状のサウナ室あり(アクセスはもちろん浴室内から)。入り口とサウナの間の谷のようなところに小さな水風呂があるのだが、脱衣場側に奥まっていてなかなか個室間のある独特の雰囲気(サウナ客が自分だけだったから良かったが・・・)。島カランは1列で、カランの配置は5−5−5−5、湯温・湯量良好。立ちシャワーブース1基。正面壁はというとなんと巨大なタイル絵、描かれているのは山から流れ落ちる渓流で、湯船に流れ込むように描かれたすばらしいものだ。浴槽は左手にバイブラの寝湯(半円形のステンレス筒が枕になっている)で、左横からお湯が流れ出ていて、滝からお湯が出ているよう。真ん中はやはりバイブラの深湯(43℃ぐらいとやや熱めの設定)、そして右端の浅湯が薬湯のぬる湯(41℃ぐらいか)なのだが、今日は薄い水色の檜湯で、この檜の香の薬湯がなんともいえずリラックスできた。そして男女境の壁がなんと仙章作の九谷製のタイル絵、絢爛豪華な景色で、右端には橋、真ん中にはサクラが咲き乱れ、左には岩山だろうか、上から鳥瞰する感じに描かれていて、それは見事なものだ(右側の一部が改装されたサウナ室で隠れている。もったいない)。サウナは先にも書いたようにちょっと低温なのだが、独り占めで使えたので、極楽極楽。中に入るとFMラジオがんがんでなかなかテンションがアップする。
というわけで、川口リーチをかけた蕨北側の若松湯は、見所が豊富でサウナもあって、豪華絢爛のいい銭湯だった。

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