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内部の写真へ続く |
ニュー松の湯 埼玉県川口市芝5−21−18 048-265-6117 15:00-25:00、日曜・祝日13:00-25:00、火曜休(祝日は翌日休)、フロント。 アクセス:JR蕨駅東口で下車したら駅前を縦に伸びる道路を進み、Y字路で川口蕨陸橋から横走する通りに合流する。ここを右折して2つ目の交差点(猫橋)を左折して北上、次の交差点をまた左折してすぐの左側。徒歩では駅から5−10分程度と思われる。 コメント:比較的近年建て替えられたというニュー松の湯へ。松の湯というのだから建て替え前の建物はさぞやクラシックでレトロな風情の銭湯だったのかななどと想像を回らせる。そのニュー銭湯の建物はビル型の一軒家銭湯。1階と2階に男女の施設が別れている2階建て(実際は日替わりで交代)。駐車場は建物横に3台分あり、そのほか合計18台分完備。建物の入り口はやや高いところにあるのだが、車椅子用のスロープが付いているのは珍しい。 自動ドアーから中に入る。シリンジ板の下足錠のある靴入れに靴をしまってさらに自動ドアを抜けて中へ進む。右手奥にカウンターがあって、その横に設置された自動券売機でチケットを購入してカウンターで渡す。サウナにも入る場合は、下足錠を預けて交替にいわゆる引っ掛けキーとタオルを貰う。左手奥に四角いロビースペースがあって、テレビを見ながらソファーでくつろげるようになっている。そのまた奥に有料の貸しロッカー室あり。 今日は2階が男性用とのことで、カウンター左奥の階段(右手にはエレベーターもある)で階上へ上がる。暖簾を潜って中に入れば、トレーニングジムのロッカー室のような明るい感じの脱衣場で、周囲の壁にロッカーがあり、中央には畳み椅子や丸椅子などが置かれている。洗い場右脇に洗面台があり、デジタル体重計あり。 浴室に入るといきなり、大きな四角い主浴槽群が目の前に広がっている。この大きな四角いスペースの中に色物風呂が散りばめられている。ちょっと見ただけでもどれに入ろうか迷ってしまう感じ。先に説明すると、右手前に一つだけ独立したような浴槽があって、ここが高温風呂で43℃の設定。色物は右手前に電気風呂、右手中央にビックジェットの歩行湯の深湯(2基)、次が15点ジェットの付いた樽風呂(深湯)、その奥の隅に備長炭が惜しげもなく積まれており、その生け簀のようなところにお湯が注がれている。浴槽の突き当たり(浴槽入り口から見て)に座湯2基あり(珍しい5点花形背ジェットのある9点ジェットと通常の7点ジェット)。さらに左手奥角に漢方の薬湯(ぬる湯で40℃の設定)あり。それ以外の主浴槽はプール状に広い浅湯(40℃)で、ところどころにバイブラがあり、そこの中をジャブジャブと歩いていかなければ、色物風呂に入れないという珍しい構造になっている。 さて浴槽群の左手の壁にはカランが5個あり、その上に唯一のビジュアルとしてどこかの滝の写真パネル(横長)が掲げられている。浴槽群の向こう側には専用の洗い場スペースがあり、カランの配置は5-4-6-6という感じ。カラン自体は最新のロケット型。上の固定シャワーのコックが四方八方にずらすと湯が止まる珍しい形式で、これはとても使い勝手がいい。 最後に一番奥、右手に乾式サウナがあり、奥に水風呂がある。サウナは中程度の規模で、入り口は引っ掛けキーでドアの隙間溝に引っ掛けて手前に引っ張って開ける形式。水風呂はなんと15℃の設定で、気持ちはいいが長くは入っていられないかも。東京では珍しくライオンから水が絶えず注がれている。あと、その左手のドアから外に出ると四角いスペースの岩で囲まれた露天薬湯あり(今日はローズマリー、湯温は41℃ぐらい)。ここは2階部分のはずだが天井が突き抜けていて、観葉植物なども置かれていてなかなかのくつろぎ空間だ。 というわけで、建て替えられたニュー松の湯は至れり尽くせりの、銭湯でありながらもはやニュー銭湯の範疇に入れてもおかしくない堂々の設備完備のニュー入浴施設だ。人の入りも上々で絶えず10-15人ぐらいのひとが入っている。 |
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