葛飾漢方
智光湯


【2006.1.10】  
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葛飾漢方智光湯
葛飾区高砂2−8−9
03-5694-4126
10:00-22:00、第3木曜休、フロント。

アクセス:京成高砂駅を降りたら南側の駅前通りを西(新中川の方)へ向かう。4分ほど行ったら川の手前で左折してすぐの右側。駅から5分ぐらい。京成バスの高砂小橋バス停前(高砂駅から2つめ)。

通常大人1700円(税別、以下同様)、学生1200円、小人1000円、幼児500円、
17時以降になると大人1200円、学生900円、小人700円、幼児500円となり、さらに20時以降になると、大人は500円となる。火曜日は高齢者のサービスデーで、65歳以上の方は500円割引。
タオル、バスタオル、浴衣、髭剃り、歯ブラシ付き。シャンプー・リンス、ボディーソープ備え付け。


コメント:
一軒家ビル銭湯(?)の趣で、1階から3階までのすべてが智光湯の施設。赤い縦の看板に「葛飾漢方智光湯」と書いてある。智光湯の暖簾のかかった玄関から中に入ると正面の目の前にフロントがあるが、まずは靴を脱いで上に上がり、左手手前の下足箱スペースに進んで靴をしまう(下足錠の番号が後でロッカーの番号になる)。フロントで鍵を預けて料金を払うと、ロッカーキーとタオル、浴衣などの諸々のものを渡される。髭剃り、歯ブラシも無料(というか込み)なので必要な場合は申し出る。

男女別々の暖簾のかかった入り口から
脱衣場に入る。周囲にロッカー、中央に木の座椅子3脚が置かれいる小ぶりなスペース。正面の浴室入り口左脇に洗面台があって、ドライヤーは無料。さて、浴室に入るとさっそく智光の薬湯の匂いがたち込めている。スペース的にはここもこじんまりした空間で、正面に浴槽があり、右手にカラン6基、左手にカラン3基という配置。カランはホース付きのモダンなタイプで、前記のごとくシャンプー等備え付け。左手手前にはサウナ室があって、80℃と低めに設定されている模様。左手奥に回り込んで、四角いスペースの白湯(2点ジェット2基あり、温度は40℃ぐらいの温めの設定)、最後に正面突き当たりに横長の智光の薬湯がある。温度は42℃弱とやはり温めの設定で、色は茶褐色。説明書きにもあるように段々と肌にピリッとする感じ(特に粘膜部分)があるが、特に刺激が強いというわけではない。ビジュアル的なものは内部にはないが、薬湯の左脇のガラス越しに坪庭があり、灯篭?や草花などが配されている。

浴槽の上に
注意書きが書かれていて、特徴的なことは入浴の順番が指示されていること。まず、体を洗い、白湯に入ってから、サウナに入り、毛穴が開いてから薬湯に入るようにとのこと。その後、脱衣場の座椅子で休んでからまたこの1連の行程を合計3回繰り返す(3浴)。その後、階上の休憩室で休憩してから3浴を3回繰り返す(3浴3回法)というわけ。なるほど、これをすべて指示通りに繰り返したらけっこうな時間がかかりそうだ。

さて、階上の
休憩室。2階部分には座敷の大広間があって、無料のお茶を飲みながらテレビを見てまったりと過ごせるようになっている。手前の仕切られた部分ではマッサージを受けることもできる。さらに2階左手には宴会場のような飲食スペースが用意されている。そして3階部分、ここも休憩室なのだが、日中はあまり人気がないようで電気が落とされている(使用禁止というわけではない)。リラックスベッドが4台ぐらい置かれていて、個人宅の3階といった感じ。

というわけで、葛飾漢方智光湯はなんと言っても漢方の智光の薬湯が売りで、長時間滞在を基本とした湯治型入浴施設だ。指示通りの入浴法にこだわらないのであれば、これはまさに薬湯と休憩スペースのあるビル銭湯といった感じ。20時以降は500円でもあるし、それでタオルや浴衣が付いているとなればこれはもうアンビリーバブルで、近所の人は通いつめても不思議ではない。

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