第四富士の湯

【2005.2.19】  


第四富士の湯

【2008.2.2】  
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第四富士の湯
葛飾区宝町2−11−8
03-3697-1925
16:00-23:00、金曜休
、番台。
アクセス:京成お花茶屋駅で下車したら駅の南側を走る通りを西走。5分ほど歩いたら斜め左に分かれる道に進み、最初の路地を右折してすぐの左側角にある。駅から7分の記載。


コメント:
今日ははるか葛飾区に仕事がらみで行ったので、どこにしようかひとしきり悩んでしまった。 このあたりでは末広湯に強く引かれていて(かわいらしい京都の銭湯のような感じ)、また隣駅の堀切菖蒲園駅近傍の星乃湯(荒野の一軒家という独特の雰囲気)もえらくそそられているのだが、もう一見気になっていた第四富士の湯に決めた。

京成お花茶屋駅南の住宅街の中に埋もれるように佇む第四富士の湯。ここのすごいのは
瓦屋根の上、三角破風の両側に瓦で作られた大黒様と恵比寿様が乗っている事。これって東京では他にはking of sentoの北千住の大黒湯だけだと思う。あとは大阪の廃業してしまった双葉温泉の力士像がなつかしい。 残念ながらとっぷり日が暮れているので、目当ての大黒様・恵比寿様はまったく見えず、ここは最近出会えない懸魚もあるのだけれども、やはり暗くて図柄がわからない。

玄関は定番の左右の踊り場からのアプローチ(ここがえらく低く作られているのは高齢者?への配慮かもしれない)。木戸は確かサッシで味気ないのだが、中に入るとなかなかいい感じ。
番台の先にまた暖簾が掛かっていて、脱衣場のプライバシー保護に努めている。天井は折り返しのない格天井なのだが、よく管理されていて古いのに綺麗。手前には引き戸越しに縁側があって、比較的綺麗な池付きの庭を見ながら一服できるようになっている(椅子もある)。島ロッカーは1列で、Hokutowのアナログ体重計あり。

さて、洗い場に入ると正面いは
男女に跨る早川氏による富士山のペンキ絵(18年3月3日の日付け)、男湯側の続きは音無の滝で、規模は小さいながらもナイアガラの滝のように崖から水が流れ落ちている(川幅はもちろん狭いけれども)。カラン周りは新しいタイルに張りかえられていて、全体的にはなかなか綺麗に手入れされている。島カランは1列で、カランの配置は5-5-5-4で、立ちシャワーブースは2基あり。浴槽は浅・深湯の2槽で、どちらもなかなかの高温。深湯は抹茶かなにかの薬湯だった(46℃の表示)。浅湯にはバイブラと7点ジェットの座湯2基あり。あと、睦和の黄桶は富士の湯特注で、富士山の絵が入っているのが珍しい。

というわけで、第四富士の湯は昔ながらの瓦屋根銭湯ながら、中は綺麗に改装されていて、坪庭や格天井、ペンキ絵とレトロファンの欲望も満たしてくれるナイスな銭湯だった。 なお、帰りしなに判子をもらいがてら雑談。建物は
昭和29年築。親戚で第一富士の湯から第五富士の湯まで経営していたけれども、今は本家の第一と末っ子の第四以外は、人手に渡してしまったとのこと(堀切菖蒲園と亀有の今も富士の湯があるが、それらがそうだと思われる。あと94年マップ見たら亀有のもう一見富士の湯があった模様。今は廃業。) 大黒様と恵比寿様について聞くと、「よく気づいたわねえ、常連は気づかないみたいで誰も話す人はいない」とのこと。どうして付けたのかはよくわからないとの話。また、「第四」については普通欠番にするのだけれど、先代がおおらかだっんですかねんとも。昼間行くと風呂に入れないし、夜行くと大黒様・恵比寿様が見れないし、なかなか難しい。とにかくマニアは必見だ 。

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