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大谷地鉱泉 長野県北佐久郡御代田町大字塩野3145 0267-32-4204 ?:00-?:00 ?曜休 中仙道の軽井沢の追分を越えたら右折の中仙道へ行かずに直進して北国街道を進む。しばらく進んで、左折すると御代田駅に行くあたりを逆に右折してしばらく進み、さらに左折してすぐの右側。車でなければ行きにくいが、御代田駅から行けなくもない。 コメント:とにかく藁葺き屋根の普通の民家(庭には鶏が放し飼いになっている)の一角が銭湯(鉱泉)になっている。とはいえ200年の伝統があるらしく、友の会なるものが結成されていて、遠くは名古屋からも入湯にくる人がいると言う。古くは川端康成夫妻も見えて、師曰く、「藁葺き屋根をずっと保存してください。」と言われたために、その藁葺きを続けているとのこと。それでいてちゃんと下足錠付きの下足箱もあって、左右の男女入り口あり。左は座敷でここでくつろいでいるおばちゃんに公衆浴場入浴料金(360円)を払う。脱衣場は民家の脱衣場の規模だが、脱衣棚あり。壁には効能やら友の会のお知らせが貼ってある。冊子を開けて洗い場へ。ここもほんとに民家の風呂の規模だが、カランが一応2つあり。浴槽1つで、なんと正面にはタイル絵が。富士山かとおもいきやよく見ると煙が上がっていてご当地の浅間山と思われる。お湯は44℃で、埋めたりしようものなら友の会のおじちゃんにこっぴどく怒られるらしい。この日も友の会の会員の地元のおじちゃんが入っていて、「焼けども治る熱いお湯だ。このあいだも焼けどした男の子がここに湯治にきてすっかり良くなった。」などなど、話はテンコ盛。しかし、お湯はなるほどからだの心まで暖まるいいお湯で、熱いのにずっと入っていられるお湯だ。「軟らかいからだ。」とこれもおじさんの説明。そのままの温泉ではないが、良質の水を使った沸かしのいい鉱泉銭湯だ。 |
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