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スパディオ supadio
板橋区宮本町49−4
03-3967-1126
10:00-23:00
月曜休および第2木曜休、
フロント


訪問記 【2009.1.20】

平成12年から営業という事で、もう9年目。要点だけ先に言うと、とにかく褐色の天然温泉の露天ジャグジーがめちゃくちゃ気に入った。気持ちよくていつまでも入ってられる感じ。温泉は塩分が強くて肌にしみるほど。温泉力は結構強いかも。乾式サウナも極楽かな。広くて熱くて申し分なし。水風呂もよくて、この2つだけでも大満足かな。主浴槽はもちろんいいし、色物もいやっというほど揃っている。とにかくだだっ広くてこの空間の使い方が半端じゃない。夜などはライトアップされてなかなかきれいだけど、昼間に到着したときは区立かなんか、あるいはカンポの宿のような雰囲気を感じなくはなかったが・・・。立地場所が住宅街のど真ん中で周りは細いくねくね道のみ。


レポート詳細。環状7号線と中山道(17号線)の交差点から考えると北東の住宅街の中。その交差点が三田線の板橋本町でここから徒歩8分。東武東上線の常盤台から北上すれば徒歩17分。このあたりはとにかく一通ばかりの狭いくねくね道で、スパディオが建っている前も相当細い道なので、たどり着くのが容易ではない。常盤台駅と西台駅から送迎バスがあるから、これを利用するのがベストかも。料金は2040円だが割引券があれば1680円、また21時以降は1260円。

建物はガラス張りで大型の水族館か熱帯植物園のような巨大な施設。住宅街の中に囲まれるように建っているのにこの空間の広さには驚かされる。フロントは2階で(1階は駐車場)、なんとエスカレーターでのアクセス。とにかくフロントに行き着くまででもえらい豪勢。2階はフロントのほか、和食堂、奥にはリフレッシュルームというロビー風のソファー・テーブルが並ぶ部屋(かつてはラウンジ営業していたもよう)。そして広くて大きな階段を上がると3階がやっと温浴施設。中央の廊下に男女の入り口の大きな暖簾が掛かっているが、さらに奥にはリラクゼーションルームとマッサージ室がある。もちろんテレビ付きリクライニングベッドあり。


暖簾を潜って脱衣場へ。ロッカーがずらっと並んでいて、横長の化粧台。この辺は申し分なしの設備。さっそく浴室へ。とにかく広い。右手にコノ字に洗い場、シャンプー、リンス、ボディーソープ備付で、シャワーホース付のモダンカラン。カランの数は4−8−6でゆったり配置。主浴槽は褐色の天然温泉(男性側は四角で、女性側は円形)。左奥に進むといろもの風呂(白湯)群があり、左右両側にそれこそいろいろ並んでいる。縦ビッグジェット2基のエステ風呂、12点ジェットの寝湯3基、右手は6点ジェット座湯3基、8点ジェットの寝湯2基あり。露天も含めてこれらの浴槽はどれも40℃ぐらい。

メインの浴室の左手手前に垢すりルーム、スチームサウナ室。視界ゼロで暑い蒸気が立ち込めていて息苦しいぐらい。長く入っていられない。これはすごい。そして大きな3角形の水風呂があってメインの乾式サウナ室と続く。

正面右から外に出ると露天エリア。右手に天然温泉の主浴槽(男湯は東屋和風で、女湯は洋風ローマ風呂)。で、これに加えて左手に円形の天然温泉の円形ジャグジーがある。これがワンダフル、すばらしいのひとこと。「スカイジャグジー」と名前がついているが、この褐色の温泉のジャグジーは珍品だ。温めなのでいつまでも浸かっていられる。なぜか地元おじさんたちにはあまり人気がなく、平日の昼間ということもあり、独占状態。


というわけで、板橋の住宅街の中に忽然と建っている巨大ガラス張り温浴施設のスパディオ(スパ・スタジオの短縮形)は、露天温泉ジャグジーと良質の乾式サウナが売りの大満足のスー銭だ。値段はちょっと高めで割引を使いたい。アクセスが悪いので、時間をかけて利用したい。

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