東京レトロを行く > 銭湯目次 > 東京銭湯

富士見湯 fujimiyu
板橋区富士見町27−11
03-3963-1438
16:00-24:00(日・祝15:00-)
土曜休
フロント


訪問記 【2009.2.8】

今日はなぜか、昨日の石神井の富士見湯に続いて、板橋の富士見湯へ。中板橋駅から北上して環状7号線を渡ってすぐの右側。
一見ビル銭湯のように見えるのだが、よきよく見てみたら一軒家銭湯で、前のほうに住まいと思われる建物がくっついている感じ(看板建築様)。右手にはコインランドリーあり。入り口は左角にあって、L字状に下足箱(松竹の板錠)があって、右を向いて自動ドアーから中へ。本来の正面の位置にフロントがあって左右の暖簾を潜って男女それぞれの脱衣場へ。フロント前にロビースペースあり。


だついの場は天井は化粧クロス張りで平坦。面白いのは女湯の右角に階段の下部分と思われる三角部分があること。母屋に上がる階段か?ロッカーは壁際のみで、真ん中にはスノコが敷かれていて、テーブルとベンチが置かれている。フロントが脱衣場に飛び出るように改装されていて、男女境には大きな空調機とその向こうに化粧台あり。大黒柱がタイル張りなのが面白い。体重計は家庭用の小さな平体重計。トイレは中からで庭などはない。


洗い場へ、タイルなどは綺麗なものに張り替えられていて、ゴージャスな感じ。特に浴槽淵は御影石か何かが張られている。島カランは2列あるが、1列の裏は手摺りが付いているだけで、カランの配置は5−5−7−7−6、カランは6角ピンク、桶は睦和の無地黄色、椅子はM字緑椅子(小)とグレーコノ字椅子と普及版が混在。各カランの前に丸い鏡が取り付けられていてモダン。脱衣場との境にブロックガラスが詰まれていて壁になっている。端のカランにホース付きシャワーあり。立ちシャワーブースも右端に2基あり。

ビジュアルはないのだが、細かいタイルが壁全面に貼られている(白地とところどころにアクセントのタイルが散りばめられている)。これがなかなかレトロでいい。最後に浴槽。左端は手前にL字状に浴槽が付加されていて、そこが日替わり薬湯となっている(今日は乳白色の靄というもの)。奥は左側が浅湯で緑にライトアップされた檻からお湯が注ぎ込まれている。右側が水枕付7点ジェットの座湯2基あり。湯温は43℃以上、熱くて体が真っ赤になるがいい感じのお湯で薪炊きか(煙突から煙が出ていた)。


そんなわけで、環7北の住宅街の中(傍に富士見団地という都営住宅あり)にある内装リニューアルの綺麗な銭湯。いろものやビジュアルはあまりないものの、それなりに綺麗でゴージャスに改装された機能的な地元密着型銭湯だ。昼間は玄関周りの白いタイルが綺麗。。

東京レトロを行く > 銭湯目次 > 東京銭湯