湯〜ハウス


【2004.9.5】  
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湯〜ハウス
板橋区上板橋3−18−12
03-3932-1856
15:00-24:30
 金曜休、フロント。
東武東上線の上板橋駅を北側へ降りたら駅前を東西に走る道路を左折。線路に沿ってしばらく進んだ左側にある。駅から3分の記載。


コメント:古い平入りの瓦屋根を残した一軒家銭湯だが、玄関周りを魅力的な雰囲気に改装してある。多くの改装例が古い瓦を隠すように全面的に増築しているのに対して、ここは京都の町屋のごとく古いテイストを残しながらモダンな看板やライトアップを有効に使っており、リニューアルレトロと言えるような改装のお手本となるような銭湯だ。建物の前のスペースが車4‐5分の駐車場になっているのも珍しい。
玄関を入ると正面にフロント、左側に休憩スペースが設けられていて、テーブルとイスのセットと大型のテレビが備えられている。左手に並ぶ男女別々の暖簾(水色とピンク)をくぐってそれぞれの脱衣場へ入る。脱衣場の中はそもそも格天井を備えたような古典的な内装ではなかったようだが、モダンに使いやすそうに改装されている。
浴室。ここの改装はかなり大々的に行われたようで、床、壁のタイルや浴槽などすべてが真新しい感じだ。島カランは1列で、カランの配置は6-8-8-3(温量等良好)。左手手前に追加料金の乾式サウナあって、その入り口そばに立ちシャワーブース1基とゆったりした水風呂がある。浴槽は突き当たりにあって変形の大型浴槽1槽と薬湯風呂。これは紫根の薬湯(ここが一番熱くて43℃ぐらい)。大型浴槽は左手から横向きに2点強力ジェット風呂と6点ジェットの座湯が並び、右側に移って奥から電気風呂、水枕付き寝湯2基(強弱のバイブラ付き)、お湯の噴出し口の順に並んで配置されている。ビジュアルはモダンなタイルで作られた植物画が数点壁にはめ込まれている形。右手の水風呂の奥に露天風呂に続く出口があり、外は比較的広めの天窓(自動開封)のある四角いスペースとなっており、奥には石で組まれたベンチもあってなかなかくつろぎの空間となっている。
そんなわけで、湯〜ハウスはこのネーミングがぴったりの和洋折衷のレトロモダン銭湯だ。

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