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北野湯 板橋区得丸1−32−8 03-3933-1791 15:00-23:30 火曜休、番台。 東武東上線の東武練馬駅を北側へ降りたら北上して東武練馬駅前交差点を右折。しばらく進んで行くと比較的大きな通り(これを右折して南下すると線路の所で袋小路となる)に出る。ここを左折してしばらく行った右側にある。駅から5分の記載。 コメント:北野湯が面している通りはかなり広い通りなのになぜか閑散としている。というのもこの道を南下していくと袋小路になっているからで、バスもそこで折り返している。さらに北野湯側はかなり急勾配の斜面へと続いていて、歩行者用の階段はあってもバイクで入っていくことも出来ないのだ。さて北野湯、そんな理由もあってか広めの土地にゆったりと建っている一軒家銭湯だ。特に右サイドは月極め駐車場になっているので、建物の横の部分が良く見える。正面の造りはちょっと変わっていて、少し引っ込んだ入り口の両サイドが前に飛び出していて、右がコインランドリー、左が店舗(今は借り手がいないのか空家状態)になっている。玄関部分は洋館の入り口風になっていて、タイル張りの柱が面白い。 左右に下足箱、それぞれの入り口から中に入れば、中央に典型的な番台。脱衣場は比較的広めで、中央に横向きに島ロッカーがあってその手前に白いベンチが置かれており、振り返れば緑が少し植わった中庭もある。男女境はかがみ壁で、その上には昭和レトロの電光掲示板式の衝立が並べられている。天井はごく普通のもので、正面には柱時計も設置されているが、壊れて動かないらしい。HOKUTOUの台秤あり。 浴室へ。ここはレトロな雰囲気だが、よく見ると床のタイルなどは貼りかえられているようだ。島カラン2列(この部分は横長鏡のみでシャワーなし)でカランの配置は6-4-4-4-4-6と比較的横長なスペースで、立ちシャワーなどはない。正面には立派な富士山のペンキ絵(手前は富士五湖だろうか、作者は中島師?しかし、ちょっと古くて色使いがおとなしい)があり、その下にはエンゼルフィッシュなどのモザイクタイル絵もあって、浴槽は浅(あちこちに弱いブクブクあり)・深(背中2点ジェット3基)のシンプルな2槽で、44℃ぐらいとちょっと熱めの薪で沸かしたいいお湯だ。男女境の壁にも洋風の湖と山並みの風景を描いたタイルチップ絵がある。よく見たらその周辺にマジョルカタイルの縁取りが成されていた。 そんなわけで北野湯は東武練馬の場末にあり、ちょっと風変わりな外観の昭和レトロな一軒家銭湯だ。平日夜7時ごろの時間帯で、自分1人きりになったりするのはちょっと心配な感じもある。 |
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