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光徳湯 koutokuyu
板橋区徳丸3−11−16
03-3933-8740
15:30-23:30
日曜は8:30−
不定休、フロント
支部ホームページ







訪問記 【2008.11.18】

今日は温浴施設充実系の銭湯ということで、東武練馬駅西寄りにあるマンション1階銭湯の光徳湯へ(マップには駐車場14台と書いてあってスーパー銭湯並みなのだけれど、行ってみると建物の前には3台分・・・)

ここは上がマンションのビル銭湯。正面壁に大きな「ゆ」という巨大な看板が貼り付けてある。その大きさたるや半端じゃなくて、東京、いや日本一の大きさなのではないだろうか。入り口上の庇は楕円形にカーブしていて、デザイン的にもとてもユニーク。


右手に横向きに玄関があって、中に入ると新しいニュー銭湯風の下足箱。正面を向いてさらに自動ドアーから中に進んでロビースペースに入る。真新しい感じで右側に長いソファー、正面いは大きな液晶テレビが置かれている。ロビーの左奥は個室のマッサージ室となっている。本来の正面にあるフロントでチェックイン、サウナも込みで700円、タオルが別料金で引っ掛けキーだけ渡されたのは珍しい。この引っ掛けキーがちょっと変わっていて、左右対称で両側に引っ掛け部分が付いている。

早速中へ。脱衣場も新しくモダンな感じで、ロッカーもモダンでちょっと高価な感じのもの。鍵などもいわゆる銭湯の鍵ではなくてスーパー銭湯で見られる普及型のものだ。中央に一応小型の島ロッカーがあって、男女境には洗面台。天井などもホワイトの綺麗な造りだが、新しい3枚羽根の扇風機がぶる下がっている。柱時計にあるのだが時計は止まっている。体重計は石田の背の低い斜め上向きのアナログ体重計。坪庭はなし。ドリンクは自動販売機。珍しく半畳ほどの独立した喫煙ルームあり。


浴室へ。モダンで新しい。そして縦長に広くて浴槽が充実している。カランの数を数え忘れたが島カラン1列で7-10基づつぐらいカランが付いていたのでは。カランは温度調節付きの一体型でホースシャワー完備。カラン周りと浴槽周りは同じ茶色の御影石が張られていてゴージャス。壁のレンガ状タイルも青と黄色を基調としたモダンなものだ。

何といっても浴槽がすごい。手前に深湯(これが3段式で、足湯腰湯深湯と3段になっている。奥の角に電気湯。次が縦に長ーい浅湯で、手前から水枕付きの6点ジェットの寝湯2基、次が6点ジェットの座湯2基、そして2点ジェットのエステ風呂2基(1基がたて、1基がよこ)、すべてボタン式でジェットが出る形式。その隣が売り物の人工炭酸風呂のぬる湯、最後も大きな水風呂で石の作り物から絶えず水が注ぎ込まれているのがすごい(よく水を出しっぱなしにされている水風呂があるが、ここは自動的に出しっぱなしになっている)。

右奥には大きな乾式サウナ室があるのだが、はんぱじゃなく広くて10人ぐらいは入れるのでは?設定温度も十分熱くて申し分のないサウナだ。このサウナを平日の早い時間とあって何と独り占めの贅沢だった)。最後にビジュアルだが基本的にないと思ったら浴場組合で販売しているペンキ絵シートが高いところに3種類貼られている。夫婦岩と富士山2つ(佐怒賀さん作でしたっけ?)。新しい銭湯だけど少しでもペンキ絵を、という心意気がうれしい。


というわけで、いやー、ここも温浴設備としては申し分なし。板橋のニュー銭湯系銭湯のレベルは相当高く、光徳湯も板橋区では屈指の浴槽・サウナが充実したリニューアル21世紀型優良銭湯だった。疲れを癒すにはもってこい。

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