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栄湯 sakaeyu
板橋区赤塚1−34−3
03-3930-4648
14:30-23:30
月曜日、フロント
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訪問記 【2008.12.27】

今日は板橋の栄湯へ。東武東上線の下赤塚(地下鉄の赤塚駅も至近)の北側、住宅街の中にある平入り瓦屋根の一軒家銭湯。玄関前、右横、右奥が駐車場になっているので、全体像が結構見渡せる(このうち銭湯の駐車場は2台だけ)。住宅街の中とはいえくねくねとした細い道路沿いで、お寿司屋さんなどの飲食店も点在していて小さな商店街を形成している。玄関周りは綺麗に改装されているので、近寄ればモダンな感じすらする。玄関スペースは広く取ってあって右手にL字状に下足箱、右に折れて自動ドアーからロビースペースに入る。左奥に休憩スペースが広がっていて、ソファー・テーブル、テレビなどが置かれている。壁にはお城のパネル写真がいっぱい飾られていて、なかなか見ごたえがある。大阪城、白鷺城、広島城、熊本城、松本城などなど。名古屋城がないなあ。


本来の正面にフロント、遠赤外線サウナと書いてあったので、ひょっとして無料?と思ってサウナは別料金ですか?と尋ねたら、すみません、全部で600円です。と控えめなお返事にちょっと恐縮。ふと脇を見たら板橋区が作った板橋区銭湯マップが置かれている。無料ながら詳しい地図が載っていてなかなかのすぐれもの(お遍路マップにもなっていて、判子を押すところがある。今年の10月発行だ)。

脱衣場へ。立派なアイボリー系の折り返し格天井、さすがは瓦屋根銭湯だ。蛙又のような凝った飾りが付いていて、立派な格天井だ。下の方は綺麗に改装されていて、男女境は化粧台、体重計のデジタル体重計。島ロッカーは真ん中にあって、フロント裏と壁際にもロッカーが並ぶ。ちょっと思い立ってロッカー番号確認したら60番まで、格天井の格子の数は12x5=60だった。引き戸越しに庭もあって小さな池があって金魚が泳いでいる。岩も配されていて小さいながらもいい庭だ。


洗い場へ。改装よろしく綺麗な浴室だ。正面壁は大小の丹頂鶴が描かれたちょっとシュールなタイル絵。島カラン1列、左手にガス遠赤外線サウナ(90度の設定ながらプラス20度の効果があって110度の体感温度があるという)。確かに弱めながら寒さは感じさせないいいサウナだ。常夏のハワイにでもいる感じ(ポピュラーが流れているが、ハワイアンでも流れていたらほんとハワイ気分かな)。左手はL字状に浴槽が張り出しているので、カランの配置は3-6-6-7、サウナ室を出たところに立ちシャワーブース1基水風呂はけっこう広めで気持ちがいい。奥の右は浅湯バイブラが2つ、真ん中が水枕付の8点ジェットの寝湯2基、これが壷にあたるので実に快適だ。そして右側が7点ジェットの座湯2基。なお銭湯の裏には釜番の親父さんがいて、薪で沸かした熱めのいいお湯だ。カランの湯温・湯量も快適。カランは6角茶、桶は栄湯と書かれたオリジナルの黄桶、椅子は普及版。


というわけで、栄湯は瓦屋根や格天井、岩・池のある坪庭とレトロ和風な部分も残され、温浴施設は綺麗で充実した快適銭湯だ。お客さんも多くてなかなか元気のある銭湯だ。

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