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藤の湯 fujinoyu
板橋区赤塚3−19−4
03-3975-0268
16:00-23:30
日曜・祝日は15:00−
水曜休、フロント
支部ホームページ







訪問記 【2008.11.23】

今日は比較的近場の成増の藤の湯へ。

(あそうそう、ところで昨日はつかささんの結婚パーティーだったわけで、当日挨拶できなかったんで、改めておめでとうございます。集まったのはいつものオフ会常連勢ぞろいというとこでした。2 次会は町田さんの声かけで別なところで集結してまたまた銭湯談義に花を咲かせて解散となりました。パーティーは面白かった。ジャズもロックも沖縄民謡もベリーダンスもノ−パンズの歌声もなかななか面白かったなあ。それぞれのキャラがまた面白かった。写真バチバチ撮りま したです。投げられたブーケもちゃんと空中で写っているし・・・)


話を戻して藤の湯、マンションビルの1階。オリジナルのちょっと房の大き目の3連暖簾がなかったら普通のマンションにしか見えない?といったら言い過ぎかもしれないが、外観的には風呂屋の入り口らしからぬ感じなのだが、シックな感じの外観。玄関を入ると新しいビルなのに左右に昔ながらの赤・黒の色分けされたレトロな下足錠の下足箱(サクラG錠)あり、傘立てもあって鍵はサクラ錠だった。


横向き正面の自動ドアーから中に入ると向かいにフロント、その左手すなわち外に面しているところにテーブル・椅子が数脚置かれていて、正面にはテレビがある。奥まったところのためかここだけは喫煙可(脱衣場より向こうは全面禁煙)。脇の縦長冷蔵庫に「名古屋牛乳株式会社のロイヤルハニー」を久々に見つけ、風呂上りに飲んだ。今日もじっくり体を癒すことにしてサウナも込みで900円(サウナは500 円と書いてあるが、450円の勘定になる)。暖簾を潜って脱衣場へ。

ビル銭湯らしく明るくてモダンな感じの脱衣場。トイレも室内で新しい感じ。サウナ客は縦長の専用ロッカーで 、ロッカーの鍵が手巻きキーでサウナ客の目印となっている。もちろん黄色い手ぬぐい・タオル付き。モダンな造りで島ロッカーはないが、真ん中に畳ベンチあり。体重計はOMIYA SEIKOUJOの短くて斜め上を向いたタ イプのアナログ体重計(珍しい。大宮だろうか?)。


浴室へ。大きな黒とグレーのタイルが交互に張られてチェッカーの碁盤のようなシックでモダンな内装。島カランは縦に1列で、途中で切れているのでカランの配置は変則の3-3-3-4-4となっていて、カラン(和栗の5 角水色)の湯温・湯量はちょうどよく調整されている。桶は無地の睦和の白桶、椅子は普及版。カラン周りのタイルはモダンなマーブル調。ビジュアルは帯状に模様タイルが入っている程度だが、正面ランプ脇に鳥の模型がぶら下がっている(これは湯家和ごころの女湯で見せてもらったものと同じで、同じ業者の内装か?)。 浴槽は左側にずらっと豪華に並んでいる。手前から大きな乾湿サウナ室(12 人ぐらいは入れるかな。温度もばっちり)。外に出て大きな水風呂(水が絶えず流れ出ているのがいい)。次が熱めと書かれた深湯(中で浅湯とつながっている)、次が大きな浅湯浴槽で、上に持ち上がるほどのバイブラが奥にあってその脇の石からは絶えずお湯が注がれている。右の横向きに水枕付きの10点ジェットの寝湯2基7点ジェットの座湯と続く。さらにガラス張りの別室浴槽があってラドン湯となっている(ぬるめで泡がぶくぶく出ている。そういえばロビーにラドン発生装置があったのを見た)。そして最後にドアーを開けて外に出ると石造りの外気露天風呂。なかなか広くて薄緑の薬湯と なっている。ラドンと薬湯はぬるめな感じ。


というわけで成増駅至近の住宅街の中に共存するマンションビル銭湯の藤の湯は、シックでお洒落、サウナや露天が充実した温浴施設が売りの近代型(おそらく)リニューアル建て替えの元気銭湯だった。

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