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朝日湯 asahiyu
板橋区本町13−13
03-3961-7232
16:00-24:00
金曜休、番台
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訪問記 【2009.4.12】

電車や道路から煙突が見える銭湯というのは気になって仕方がない。というわけでずっと気になってきた朝日湯へ。朝日湯は環状7号線と旧中仙道の交差点近くに背を向けて建っている。従って環状7号線沿いに銭湯裏方があり、煙突がそびえ立っている。

旧中仙道の商店街から程近い路地に面して建っている昭和中期的な一軒家銭湯。玄関周りは看板建築様で、庇に瓦屋根を乗せている構造。玄関前は改装されていて、左右からのスロープが設けられている。玄関の構造は昔ながらで、下足箱にはおしどりの下足錠。正面に置かれた傘入れの鍵は松竹錠だ。


玄関から脱衣場に入ると左手に合板の昭和中期的な背の高い番台。親父さんに富士山ラリーとお遍路の2つの判子もらうも気持ちよく押してくれてやれやれ。天井は変則格天井で、阿弥陀くじ状でもある。板張りがアイボリーで美しい感じだ。男女境は鏡壁。体重計はHokutowの無色の文字盤のちょっとレアなアナログ体重計。中央に島ロッカー。外壁下に長い備え付けベンチがあって、小さなテレビが置かれている。


浴室へ。ここの特徴はうなぎの寝床のように縦長なこと。島カランもあるが、カランの配置は6−6−6−12、であることからもわかるように男女境側がずらっと奥に伸びている。で、通常は正面壁下に横長にあるはずの浴槽がL字状に右手前に伸びている、というか横部分の方が大きい感じ。浴槽は右手前からシンプルな浅湯、7点背ジェットの座湯2基の深湯、円形のバイブラ湯、で左に折れて白濁風呂の深湯。湯温は42-3℃といったところ。浴槽の淵はグレーの石で縁取りされていてゴージャス。カラン周りも同様に比較的綺麗なタイルに貼りかえられている。カランは海老茶の6角で、桶はケロリン黄桶、椅子は普及版だ。立ちシャワーブース1基あり。で、正面壁はでこぼこのあるテラコッタタイルのカラフルな幾何学模様。そうそう天井は東京2段型ではなくて、大きなドーム状だった。


というわけで、旧中仙道沿いの街道沿いに立つ朝日湯はさすが街道沿いの年配の方々に人気の便利銭湯だった。とにかくあの縦長の浴槽が印象的。

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