第二富士の湯

【2007.2.10】 
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第二富士の湯
板橋区大谷口上町48−9
03-3956-6382
16:00-24:30、日曜・祝日は15:00-、金曜休、番台。

アクセス:東武東上線の大山駅で下車したら駅南側の商店街、ハッピーロードをずっと南下していく。川越街道に出たら、横断歩道を渡って少し北上し、「日大病院入り口」を左折。さらに道成りに進んでい行き、大山西銀座通りと合流してすぐの右側。駅からは12分の記載だが、ハッピーロードを散歩しながら進めば、さほど苦にはならない。


コメント
日大板橋病院裏手の住宅街の道路沿いに建つ、平入り瓦屋根の銭湯。玄関前には少し花道があって、ドーム状の庇屋根で囲まれた誘導路があるのがユニーク。その通路の左手に軟水の説明が書かれた看板が掲げられ、効能などが説明されている。外のモダンな電光掲示板にも「サウナ、軟水銭湯」と謳われている。
玄関周りは伝統的な東京型で、暖簾のほかに天井の
摺りガラスにも「第二富士ノ湯」と刻まれている。正面には大きな傘入れの棚があるのも目を見張る。両脇の男女別の踊り場に上がり、下足箱の靴をしまって中へ。
受付は一応
番台形式のフロントがあって、低い位置からながら脱衣場内が見渡せるようになっている(なかなかユニークな造りだ)。脱衣場はかなりシックな感じで、全体を覆う格天井があり、折り上げ部分にはちょっとお洒落なデザインもあり、なかなか高級感がある天井だ。振り返れば昔ながらの木の引き戸が並んでいて、外には縁側と手すり越しに坪庭などもある(この日は夜で、残念ながらライトアップがないので詳細はわからず)。島ロッカーは1列。秤はKeihokuの古いものだろうか。男女境に鏡があり、ドライアー(20円)も設置されている。冷蔵庫は縦長のもの。
さて、浴室へ。結構大きな浴室で、島カランは2列。カランの配置は6-6-6-5-5-5、湯量・湯温良好。
外側のカランがパドック式に改装されていて、プライベート感が高い。右手に立ちシャワーブース2基あり、さらに右手前奥に乾式サウナあり(脱衣場方向へせり出す形式)。正面にペンキ絵などはなくて、板張りになっているが、男女境壁のカラン上部に横長のタイル絵あり。これがなかなかレトロで見事なできばえ。屋号にふさわしく、松林の海岸から富士山を望む景色。なぜが白鳥が数羽描かれている。
そして浴槽。深湯は確か
バイブラ湯と7点ジェットの座湯2基。浅湯がなかなかの力作で、正面壁と浴槽壁から床に至るまで、同じ石造りの露天風造りで、なかなかくつろげる湯船となっている(湯温は43℃ぐらいと銭湯ファンにはうれしい熱めの御お湯。薬湯なんかであったら最高なのだが、本日は平日のためか白湯)。
そんなわけで、板橋は大谷口上町の第二富士の湯は昔ながらの瓦屋根の屋台骨のレトロ銭湯でありながら、軟水風呂やサウナを設置してある進化型レトロ銭湯だ。ちなみに第一はどこにある(もしくはあった)のだろうか。

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