小茂根湯

【2008.3.23】  
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小茂根湯
板橋区小茂根2−9−4
03-3956-3342
16:00-23:30、金曜休→2008.3.24で
廃業、フロント。
アクセス:至近駅は地下鉄有楽町線の小竹向原駅。駅を降りたら信号のある通りを真北に進んでいって環状7号線に向かう。上板2小・2中のところの信号(3つ目)を右折して次の信号を左折してさらに北上。また次の信号を右折してすぐの左側、花道の奥にある。駅から12分の記載。


コメント:
5時半に浴場熱海を出てから速攻で移動して今日2軒目、明日(24日)で廃業の小茂根湯へ。今月はこのすぐ近くにあるパブリバ八光に来ていたのだが、そこと歩いて移動できるぐらいの距離にあった。花道の奥に佇む一軒屋銭湯で、近寄ると建物の全景が解らない(大きな庇がせり出しているので)。で、右手前の駐車場から奥を見ると昭和中期的な建物の全景がわかる。上には看板建築のような四角い構造物があって、全体がアイボリーに塗られた美しい外観だった。

花道を通って左かどの入り口から中に入る。正面にL字状に下足箱が設置されている。右を向いて自動ドアーから中に入る。ロビースペースの正面にあるフロントで料金を払って、銭湯お遍路の判子を頼むと自分で押してくれと判を渡させた。何度かトライしたが擦れて失敗してしまうからとのこと、なかなか愛嬌のアルいい女将さんだ。暖簾を潜って脱衣場へ。 脱衣場は小ぶりで島ロッカーや長いすが所狭しと配置されている。
体重計はHouktowの比較的新しいもの。男女境に綺麗な化粧台あり。

浴室に入るとかなり綺麗に改装されて
モダンで明るい内部の様子に驚く。正面壁には「夜のマンハッタンのビル街」といった感じのチップタイル絵がある。男女境壁の奥には無料の湿式サウナ室があり、その手前にサウナ専用と思われる立ちシャワーブース1基あり(その代わりに水風呂はない)。この立ちシャワーブースの壁のタイルがフランスの三色旗のようで明るい感じ。浴槽は右側が6点ジェットの座湯(水枕付き)が2基で、左側にある浅湯は広めだがシンプルな浴槽(43℃ぐらいと熱め)。島カランは1列で、カランの配置は5−5−5−6、湯温、湯量は極めて良好。さらに入り口を入ってすぐの両サイドに立ちシャワーブースが1基づつあると思ったら、右が打たせ湯で、左が6点横ジェットのボディーマッサージシャワーだった。

というわけで、深い住宅街の真ん中に佇む小茂根湯は、外観も内装も明るくて綺麗、設備もまずまずの使い心地のよい現役バリバリの銭湯だった。この日も多くの入浴客で賑わっていたが、女将さんも若くて元気そうだし、どうして止めてしまうのか解らない。張り紙には重油の値上げの影響云々と書いてあった。止めてしまうのがほんとうのもったいない優良銭湯だ。

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