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            町田忍監修、 
                  大沼ジョージ撮影 
                  (有)DANぼ 
                  (初版 2002.5月) 
                  定価7000円 
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            「銭湯が街から消えて行く・・・仕方のないことなのかもしれない。・・・私は20年以上かけて全国の銭湯を2000軒以上記録してきた。それらの中には、当然のことながら廃業してしまった銭湯も多い。そこでいつも感じたことは、銭湯の数だけそこには人間のドラマがある、ということであった・・・銭湯を記録しておくことは、同時に日本人の入浴分化を記録するということでもあり、今を逃すと、そのチャンスは二度とこないだろう・・・本書は、北海道から沖縄県までの旧き佳き貴重な銭湯を通じて、人々が銭湯とどうかかわってきたかを記録したものである。」(町田忍〜監修にあたって〜あとがき) 
            平成13年度における全国の銭湯の数は、約7500軒(東京:1250軒)で、現在も一日一軒(東京でも一週間に一軒)の割合で廃業しているという。そんな中、本書では全国でもえり抜きの48軒の現役の銭湯が紹介されている。足立区の大黒湯、鎌倉の瀧の湯、京都の船岡温泉・・・。 
            各銭湯の紹介ばかりか、概説として銭湯の歴史や銭湯専門用語辞典がついているのもうれしい。 
            これをもとに町田氏のように全国2000軒、とは行かないまでも48軒の銭湯を、あるいは近所の銭湯(杉並区でも約50軒)を廻ってみるのもよい。まさに銭湯のバイブルと言える1冊だ。 |