訪問記 【2008.9.7】
郷里の久米川湯訪問。子供の頃入っていたのは双葉湯(今はニュー銭湯双葉)で、久米川湯は初めて。幼馴染と連れ立って入ったので、昔の話をいろいろ。双葉湯は番台のある普通の?銭湯だったよね、など。今日入った久米川湯は番台こそフロントに代わっているものの、脱衣場から先は昔のまんまの銭湯だった。
外観は昭和中期的な一軒家銭湯。花道にお豆腐屋さんなどが軒を連ねていて、その花道の奥に鎮座する森の鎮守のような銭湯。左手にはコインランドリー室が増設されていて、玄関回りも改築済み。左右には書かれている文字の色が違う(赤と黒でおそらく女と男に対応)下足錠があるのだけれど、入り口は共通の自動ドアー。中に入ると正面にフロントがあって、左右の入り口から男女それぞれの脱衣場に入る。中に一歩足を踏み入れたら昔のままの風情。格天井でないのだが、折り返し格天井の部分だけが残されている(天井は板張り)。中央に小さめの島ロッカーがある。男女境壁は鏡壁だが、左手奥には化粧台あり。左手は引き戸になっていて縁側越しに小さな壷庭もある。体重計はKeihokuのアナログ体重計。
浴室に入ると正面には丸山さんの富士山のペンキ絵(15.7.6、西伊豆)があるのだが、描かれてから5年経っているためにさすがにはげはげ状態。あと浴室の壁のペンキもはげはげじょうたいだから、そろそろ塗り替えの時期か?島カランは2列でカラン周りは綺麗なタイルに張り替えられていてモダンな感じになってる。改築で左側島カラン裏は大きな水風呂になっている。カランの配置は7−7−7−5、湯温はちょうどいい(お湯は蒔炊き)。浴槽は左から浅湯のバイブラ、中央に水枕付きの座湯が2基あって、右端がいろものなしの深湯。中で繋がっているので湯温はどちらも42℃ぐらい(ちょっと埋太郎多し)。最後に男女境壁の上のほうにはタイル絵があって洋風の湖水と建物が描かれている。サウナはないのだが、水風呂が気持ちよくて旧友と話しながら1時間ぐらい入りぱなしだったかな。
というわけで、地元久米川の久米川湯は外観は結構モダン?、脱衣場から先は昔のまんまの風情のしっかりレトロファンには嬉しい、安心なつかし銭湯で、旧友も大喜びだった。
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