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花の湯はJR中野駅南口からほど近い、中野通り沿いにあった。花の湯左脇の路地を入ると、すぐそばに高砂湯と千代の湯があって、このあたりは結構銭湯銀座だ。他の2つの銭湯は住宅街の中にあるから、大通り沿いの花の湯よりも逆にアクセスがよかったのかもしれない。特に花の湯の右隣には大きなマンションが建っていて、ほんとうは威風堂堂と見えるはずの銭湯の建物が小さく埋もれて見える。それでも花の湯の外観は屋根の瓦葺きもきれいで、総木造りの粋な建物だった。 |
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ペンキ絵は平成13年4月に書き換えられたもの。長閑な海辺の風景だ。ここの特徴は昔ながらのタイル絵。ペンキ絵下には鯉の絵が貼られ、女湯との境のカラン上には3種類の人物画。
島カランも変わっていて、鏡の下が10cm以上開いているために向かいに座っている人が良く見えて、上半分が自分で下半分が向かいの人の、合成写真のように見えるのだ。脱衣場は格天井の落ち着いた雰囲気で、脱衣場から眺める浴室は水色に見え、美しくもあり暖かくも感じられるのはどこも同じ。 |
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この日は最終日前日(4/29)で、米ぬかとオリーブの薬湯だった。近所のおばさん曰く、「ここはいつもバスクリンが入ってて良かったのよね。こんなお風呂はなかなかないのよ。これからはどこにいったらいんだろうね。」
さすがに中野駅に近いためか、男湯の方は若い人達で賑わっていて、おじさんが少なかった。
最終日は無料開放されるとのことだが、この日はいつもの感じで入浴できたから、かえってそのほうが良かったかななんて。
おつかれさまでした。 |
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