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宮の湯 miyanoyu
船橋市宮本町6−10−20
047-422-8937
15:15-24:00
5、15日休(日・祝は翌日休)
番台

 



訪問記 【2009.4.7】

今日は宮の湯へ。途中右手に船橋大神宮というのがあるのだが、これが延喜式内社というからえらく格式の高い立派な神社なんだ(帰りにお参りしたら厳かな伊勢神宮のようなすごい神社だった。で、お賽銭も思わず弾んでしまった)。で、宮本町の宮の湯。これは船橋大神宮の宮から由来しているんだ。神宮のお膝もとの由緒正しき銭湯という事になる。で、ここを選んだのは小林師のペンキ絵が残っているという情報があったから。


宮の湯は、上が工務店か何かになっている3−4階建てのビルの1階部分を占めるビル銭湯。外観は趣はない箱型の建物のようにも見えるが、一歩玄関から中に足を踏み込めば古典的なレトロな趣。両側に下足箱(松竹錠)、脱衣場への入り口は木の引き戸で、上の欄干には男湯、女湯と描かれた摺りガラス。中に入ると右側に番台(昭和中期的な合板製)。男女境は鏡壁。真ん中に島ロッカー1列。体重計はクボタのデジタル。天井はちょっと低めで長方形の板張り。柱時計が健在だったような。


早速浴室へ。正面は見事な小林師のペンキ絵。ブルーが鮮明な特徴的な絵柄だ。野尻湖、6.9.16と覚え書きあり。古いのにまるで描いて2−3年と言う感じの驚異的なほどの保存状態の良さ(信じられない)。描かれているのは湖越しの3峰の山並み(女湯側は見事な富士山だ)。

島カランは1列、カラン周りは綺麗なタイルに貼りかえられている。カランの配置は6−5−5−5、カランは6角海老茶で、桶はケロリン黄桶、椅子は普及版。立ちシャワーブース1基あり。浴槽は3槽で、薬湯の深湯のほかに7点背ジェットの座湯2基の深湯(真ん中)、左がバイブラの浅湯(左端の檻からお湯が注がれている)。湯温は42℃ぐらい。で、ここは100円追加で入れる小さなサウナあり(バスタオルつきなので贅沢)。


というわけで、船橋大神宮のお膝もとの宮の湯は、小林さんの美しいペンキ絵が健在で見ることのできる使い勝手の良い地元民に人気の現役バリバリ銭湯だった。

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