城前温泉


【2006.8.8】  
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城前温泉
福島県会津若松市城前1−50
0242-27-7453
00:00?-00:00?、10、20、30日休、フロント。


アクセス:JRなら西若松駅が近傍と思われる。駅を降りたら東に向かって国道118号(日光街道)を左折して北上。鶴ヶ城(会津城)のお堀の脇を進んで、右折して北側の会津城入り口の方へ向かう。入り口を過ぎてしばらく進んで左折してすぐの左側。駅から歩いても15分ぐらいでは?(正確な時間不明)。

コメント:
<プロローグ>夏の休みをとって裏磐梯のペンションへ。夕食も終わって「ちょっと銭湯へ行ってくる」と言い残して一人会津若松へ向かう。車で行けば1時間ほど、飛ばしていけば30-40分もあれば着くだろうと楽観的に考えるようにしていざ出発。山越えの「磐梯山ゴールドライン」という有料道路を選択。夜の夜中に開通しているかが心配だったが、案の定料金所は灯りが消えて真っ暗。それでもゲートは開いていたので、ラッキーということで突入。前にも後にも対向車線にも車は1台も走っていないので、かなり不安がよぎる。ここで事故ったらアウトか?と思いつつもスピードを上げて先を急ぐ。やはり思ったより道なりは遠く、行けども行けども漆黒の闇の中。30分は走っただろうか。山の上のほうから会津若松の街の灯が見え始めたときは、ほんと嬉しかった。しかし、ここまでして銭湯入りに行くかねと自問自答。

会津の街に入った頃には9時ごろになっていた。あらかじめイエローページで調べておいた銭湯の電話番号をカーナビにインプット。電話帳では会津には7件の銭湯が載っている。地方の銭湯は意外と早く閉まってしまうので、遅くまで開いていそうな会津城(最近は鶴ヶ城という?)の前にある城前温泉(名前だけ)に向かう(根拠不明)。現地に着くと在りました、立派な煙突の銭湯が。お客さんも入って行くようで、営業中ということで一安心。しかし外観的には新し目のアパート風の普通の銭湯。レトロファンとしてはちょっと物足りない?ということで、時間との戦いと思いつつもほかの銭湯に向かうことに。場所を(ナビで)確認する時間的な余裕はなく、アイウエオ順に行くことに。まず、朝日湯、意外と近い。ナビによると会津女子高(後でわかったが、今は共学になって葵高というらしい。徳川のお膝元?)の門の前にあるらしい。なかなかそそられてわくわくと向かうが、なんと玄関は閉まっている。中の電気はついているようで、閉店したばかりか。ひょっとして営業時間は意外と早い?と不安がよぎる。ええい、次じゃというわけで、梅の湯に向かう。意外と近い。竹田総合病院の傍にあり、意外とすぐに見つかるもやはり玄関が閉まっている、やばい、もう次の銭湯に行っている場合ではないと、速攻で城前温泉に戻る。開いていた、入ることができた。

さて、
城前温泉、中は、意外ときれいに改装されていて、美しい。木をふんだんに使ってあって、山小屋風。いわゆる普通の銭湯という感じだ。そそくさと洗い場に入ると島カランがあって、奥に浴槽が2つあって、男女境壁と置く壁にモザイクチップタイル絵がある。画題は熱帯魚やオランダの水車で、東京でもよく見かけるもの。浴槽の配置なども東京風だ。東京の銭湯に入っているといわれればそう思えるような感じ。ところで時間も遅いので、彫りの入った方々数名(会津というとひょっとして小鉄とかなんとか言ったっけ?)。

というわけで、何とか目的を果たした会津銭湯入浴ではあったが、もうちょっとあちこち見て前ありたかったものだ。外に「
会津浴場組合」の看板が出ていて、「お客様のご便宜を考慮し、公休日を二分しました」と書いてあり、朝日湯、梅の湯、桜湯、中の湯、竹乃湯は7の日、城前温泉と松の湯は0の日となっており、これからすると会津にはやはり7軒の銭湯があって、すべて健在のようだ。レトロな銭湯があるかどうかは、結局わからずじまい。

ちなみに翌日訪れた
喜多方には2軒の銭湯があるようだ(元祖喜多方ラーメンの店、源来軒の前にある大正湯と駅前通りを少し北上したところの文化湯)。どちらも未確認だが、人気ラーメン店、まこと食堂のそばに廃業してお米屋さんに買い取られている銭湯発見(煙突も健在)、外観はやはり平屋のアパート風だが、女湯の入り口が残されていて「白山湯」と書いてある。なぜかお米屋さんも白山精米店、商売変更?というわけで、会津、喜多方の銭湯情報でした。

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