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千代の湯 江戸川区平井4−19−7 03-3681-3240 15:00-25:00 土曜休、番台。 アクセス:JR総武線平井駅の南側に出たらロータリーを通り抜けて、車道からはずれてまっすぐ正面に伸びる商店街に向かう。しばらく進んでいくと斜めに突っ切る大通りにでるが、これを渡ってさらに商店街の続きを進む。店が途切れたところで左折してしばらく進むと、千代の湯の煙突が見えてくる。その手前を一旦さらに左折して右折してすぐの右側。駅から8分の記載。 コメント:懸魚はないけれども立派な唐破風と上には大きな千鳥破風を冠する伝統的なレトロ銭湯。めずらしく玄関前には自動販売機もコインランドリーもないので、玄関回りがすっきりしている。築地塀のうえにも瓦の庇を載せているので、控えめに和風の感じを出している。 玄関は典型的な造りで、左右の踊り場から上がって下足箱(おしどり錠)に靴を入れ、引き戸から中に入る。引き戸の上のガラスの欄干には例によって「男湯」、「女湯」と刷り込まれている。ぐるっと回って番台で料金を払おうとしたら比較的若いお姉さん、これまた珍しい。その後、脱衣中に常連のお客さんと「・・・大家さんが引き続いてなさるみたいですよ」といったような会話。???この銭湯のことなのだろうかと思いつつも未確認。 脱衣場の天井は格天井ではないが、坪庭との境の木の引き戸が開け放たれており、縁側にテーブル、椅子などが置かれてくつろげるようになっている。坪庭には池もあって、金魚の類がいる様子(ちょっと暗くてよく見えないのが残念)。池に向かって水がちょろちょろと流れる音がして、この季節の縁側は気持ちがいいねえ(喫煙可)。島ロッカーは小さいのを入れると縦に2列。縦型冷蔵庫(湯上りに久しぶりに名古屋牛乳の蜂蜜入り「Royal Top」を飲むことができたぞ)、Keihoku?(だったかな)のアナログ体重計あり。男女境の鏡壁にドライヤーあり(20円)。 さて浴室へ。これがなかなか「こてこて」という第一印象。というのもいろいろなものが一杯あるという感じ。まず島カランは2列、カランの配置はなんと9-7-7-7-0-7(むかし風でカランの間隔が狭い)、湯温・量は良好。島カランの1列はシャワーなしの横長1枚鏡のレトロもの。ただし、カラン周辺のタイルは微妙に新しいものに張り替えられている。両脇に立ちシャワーブース1基づつ。で、正面にはペンキ絵(16.10.23、中島師か?)があって描かれているのは広島県福山市・鞆の浦(とものうら)、小島が一杯描かれていてこてこてしている。さらにその下にはチップタイル絵もあって、「紅葉」の湖水が描かれている。チップタイル絵は男女境壁のもあって、横一杯に「紅葉」の兼六園?(石灯籠がある)が描かれている。 そして、最後に浴槽群なのだが、これがまたこてこて(うれしさを込めて・・・)なのだ。ものすごいラインアップで、左から(左手前に飛び出して)薬湯(43℃、今日は桃の葉のピンクの薬湯)、コーナーにはなんと岩山が築いてあって(水がちょろちょろと湧き出している)、正面に回って電気、2点ジェットのボディーマッサージ湯、水枕付き5点ジェット寝湯、水枕付き7点ジェット座湯、最後にバイブラ湯と並ぶ(薬湯意外はどれも42℃といったところ)。 というわけで、千代の湯は外側はシンプルな感じのレトロ唐破風銭湯でありながら、中は浴槽いろいろ、ビジュアルもふんだんい飾り付けられている東京型の伝統的な大型銭湯だった。。 |
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