旭湯

【2008.4.5】  
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旭湯
中央区佃2−12−12
03-3531-6532
15:00-24:00、月曜休
、番台。
アクセス:地下鉄有楽町線の月島駅の北側7番出口で地上に出たら月島のもんじゃストリートと反対側の東北方面に向かう。信号1つ渡ってしばらく進んだ右側にある。駅から4分の記載。


コメント:満を辞して、というかようやく近くに用ができたので、やっと噂の旭湯を訪れることができた。ずっと前に見に来たときと周辺の様子ががらっと変わっているのにびっくり。というのも周り中、高層マンションがにょきにょきと乱立してしまった。前はほんとにひっそりとしていて、確か旭湯の前もがらんとした野原だった。今考えると再開発の途中だったのかもしれない。片側だけ何もなかったので変だとは思ったのを思い出した。マンションだらけのせいか、旭湯の前の通りはひっきりなしに大勢の人が行きかっている。すごい人出でなんという変わりようだろう。旭湯が面している通りがマンションから月島駅に向かうメインストリートになっているのだ。で、旭湯もモダンな看板を取り付けていて、「たまには銭湯でくつろごう」見たいな事が書かれている。今日は週末と言うこともあって、中にもひっきりなしに人が入って来る。子供ずれなどもいて、マンションの入居者と思われる。再開発でマンションが建って、かえって入浴者が激増しているようで、こういうケースもあるのだと感心してしまった。

で、旭湯のリポート。一軒屋銭湯なのだが、
看板建築と言うか、前面はちょっと洋風な面白いカーブの入った昭和中期的な外観だ。上は経営者の住まいになっているようで、窓がいくつか付いていて面白い造りだ。 玄関周りは伝統的な造りで、正面に傘入れがあって、左右に下足箱。男女の入り口の引き戸は木製ながら自動ドアーになっている。戸の上には男湯、女湯と摺りガラスに大きく書かれていて解りやすい。中に入ると番台に比較的若い女将さんが座っている。銭湯巡礼の判子などを頼むと、気さくに明るく対応してくださって気持ちがいい。

脱衣場の天井は格天井ではないが、
柱時計もあっていい雰囲気だ。体重計は確かKeihokuのアナログ体重計だったような。真ん中に島ローカーがあって、庭との境にソファーあり。縁側からアクセスするトイレの扉も木製で昔ながらのもの。坪庭には池などはないが、ちょっとした憩いの空間に成っている。

さっそく浴室へ。正面にどどーんと
早川さんのペンキ絵、19年6月5日の日付で、上州追貝渓谷との覚え書きあり。川幅の広い川に階段状の短い滝が描かれているものだ(これも結構早川さんの18番のような・・・)。カラン周りなどは綺麗なタイルとちょっとゴージャスな石で改装されていてきれい。島カラン1列で、カランの配置は6-5-5-6、湯温極めて良好。立ちシャワーブース1基。浴槽もかなり綺麗に改装済みで、左から深湯(森林浴)ビックジェット2本のエステ風呂電気風呂風呂2点背ジェット2本の浅湯という並び。湯温は43℃ぐらいとかなり熱くて体が真っ赤になるが、お湯がいいせいか熱さを感じさせない。男女境は洋風のオランダの風車のある渓流と石橋を描いたチップタイル絵あり。そして最後になってしまったが、噂の金桶。床にぶつけるとほんとお弁当箱のような金属の音がして、不思議な感じだ。実にユニーク。

というわけで、旭湯は常連客と周辺新築高層マンションの客が入り混じる再開発地に再生を果たした(と思う)リニューアル銭湯だ。石をふんだんに使った内装がいい感じだ。女将さんも若いし、頑張れる銭湯という感じがして安心した。

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