世界湯

【2002.11.26】  
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世界湯
中央区日本橋人形町2−17−2
03-3666-7663
15:00-23:30 月曜休、番台。
営団地下鉄半蔵門線の終点、水天宮前駅で下車。水天宮の横側に面する新大橋通りを水天宮とは反対側へ渡って東へ進む。小さな路地も含めて2本目を左折すると右側のビルの1階に松島神社がはまっている。さらに進んで3つ目ぐらいの路地を右折した右側にある。入り口はさらに小さな路地を入ったところにある。

コメント:なんとも料亭の入り口のような玄関回りの雰囲気で、いかにも日本橋界隈の銭湯と言う感じだ。建物は昭和レトロな感じで、瓦屋根は使われていない。男女の入り口が別々なのに下足を脱いでから一旦は同じ板廊下に上がることになる。さらにまた入り口が別々になっており、そこからは普通の銭湯と同じだ。番台はレトロな昔風。格天井こそないものの、木製の男女境の壁財や、庭を横切って便所に通じる渡り廊下など、随所に木のぬくもりが残されている。洗い場は決して広くはないが開店早々大勢の人達で賑わっている。、正面にはでんとペンキ絵(女湯が富士山))が控えており、洗い場はほとんどが昔ながらの趣きだ。浴槽回りのタイルが一部貼りかえられている。鏡なしの低い島カラン(カランは両側5-5)、両壁のカラン(7-6で全体では23個のカラン)にはシャワーがついていて、湯量・湯温ともまずまず。浴槽は浅湯・深湯の典型的な2つで、ジェットやバブル等は一切なし。深湯の温度計はなんと48℃のラインを明らかに越えている!驚いたことには大勢の人がいるのに水で埋めようとする人は一人もいない。でもさすがに浅湯の方が湯温が1−2℃低いようでそちらに4−5人の人が集中して入っている。ときに深湯に入る人も比較的早く出てきてしまうようだ。浅湯で慣らしてから深湯へ。さすがに体がピリピリしてくるが、この熱さがたまらない。ここが結構人気があるのはひょっとしてこの熱いお湯にあるのかもしれない。それを知っていて誰も水で埋めないのだ。とにかく熱いお湯が最高の気持ちのいいレトロ銭湯だった。

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