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木村湯 中央区日本橋蛎殻町1−19−2 03-3661-7379 15:30-24:00 水曜休→廃業(2007年9月末)、番台。 営団地下鉄半蔵門線の終点、水天宮前駅で下車。水天宮の横側が面する新大橋通りを水天宮とは逆の方向へ進む。大小の路地を含めて4つ目の交差点を左折してしばらく進んだ左側。駅から3分ぐらか。東京銭湯マップでは茅場町5分となっている。 コメント:さすがはお江戸日本橋に残った2つの銭湯のうちの1つだ。世界湯と同様に、瓦葺ではないが、モダンなデザインのレトロな銭湯だ。丈高の番台に重厚な素材で造られた格天井と周囲を取り巻く高窓、灯篭のある壺庭に通じる引き戸や手洗いの開き戸なども昔ながらのものだ。洗い場はこじんまりとしているが、タイルも島カラン(中央1列で鏡なしの背の低いむかしの形式)も作りかえられていない。浴槽は左に深湯と右に浅湯(水柱状に湯の噴出し口が4つあり)で、飾り物はない。湯温は44℃を指しているが、42℃といったところの一般的な湯加減だ。ペンキ絵は平成13年8月に書き換えられたもので、足摺岬の海と灯台が描かれている(女湯の方も富士山ではないようだ)。ところで男女境の壁には小さいながらも立派なタイル絵が三作はめ込まれていて、2つは見事な富士山、他の一つも山並みを描いたものだ。その壁下のカランのみがシャワー付きで、カランは全部で7-5-5-5の配置だ。湯量はやや弱めだが湯温は非常によい。立ちシャワー等は当然ない。そんなわけで、レトロ好みには比較的完璧な形で保存されている非常にポイントの高い銭湯だ(銭湯マップでも「レトロなセントウです」と書いてある)。 |
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